【トピックスレポート:第6回】 アーティストのためのYouTube Shorts入門※2022年最新版
こんにちは!B.O.Mの竹内です。
B.O.M(ボム)は音楽ストリーミングサービスの楽曲URLなどを一つのリンクで管理・分析できるサービスです。
B.O.Mのnoteでは、月に2本程度音楽やマーケティングについてのトピックスを紹介しています。
第6回は「アーティストのためのYouTube Shorts入門」です。
2020年にサービスを開始したYouTube Shortsですが、今や多くのクリエイターがチャンネルを盛り上げ、新しい認知を得ていくことに活用しています。
今回は2022年を振り返ってYouTube Shortsの最新の傾向や特徴的な動きをまとめて見ていきましょう。
YouTube Shortsとは
基本的な情報
YouTube Shortsはサービス始動以降様々な変更を経ながらも現在では以下の点が基本的な要素として存在しています。
動画の長さは最大60 秒。
YouTube内のライブラリー、または投稿された動画を音源として使用可能。
アプリ上での簡単で短時間な編集でのアップロードが可能。
投稿されたShortsは他の動画と同様にフィード上に表示される。
それぞれの点についてフォーカスしていきましょう。
動画の長さ
昨今はTikTok、instagramのReelsなど、ショート動画プラットフォームはエンターテイメントコンテンツを発信するクリエイターにとって最もホットなフォーマットであり、YouTube Shortsもそうした流れを受けて始動したサービスです。
動画は最長で60秒となっており、そのためその制限された時間内でどのように1秒を使っていくかが求められるものとなっています。
使用できる音源
音楽の使用は6000万曲を収録する膨大なYouTube内のライブラリーだけでなく、YouTubeにアップロードされている音源も使用が可能なため、アーティスト自身の音楽をプロモートするのに適したものになっています。
作成方法
通常の動画のように投稿前に編集ソフトを活用して作成せずとも、YouTube Shortsはアプリ上で簡単な編集から投稿までを一括して行うことができます。
フィード上での表示
投稿されたShortsは他の動画と同様にアプリ・ブラウザ上においてファーストビュー画面上に表示されます。
また、Shortsは一度再生されるとフィード上に表示された順序に自動再生されます。
コンテンツ制作のTips
YouTube Shortsにおけるコンテンツ制作のコツには次の5つが考えられています。
ライトなコンテンツ
簡潔かつ中毒性のある動画作りを心がける、何度も再生したくなるような動画。”バズる”を意識
楽曲の中でフックとなる15秒を見つけ、他のクリエーターがダンスや解説系など他のコンテンツ系動画で活用しやすいかを意識する。ビジュアル
TikTokと同様クリエーターはトレンドやミームを作っているため、トレンドに乗っかる、もしくは自分でトレンドを作れるような動画を視覚的な面でも意識する。過去も忘れずに
トレンドはリバイバルで昔のものが急に流行ることもあるため、新曲だけでなく過去に配信した楽曲にも目を向ける。量産する
TikTokと同様、少ない労力でアップロードできる動画フォームであるため、できるかぎりアップロードを増やしファンを獲得する。
アーティストが制作すべきコンテンツとは?
上記のTipsを踏まえたうえで、アーティストが制作すべきコンテンツには次のような要素が考えられます。
カメラに向けて話す
レッスンなどテクニックやスキルを教える
リップシンキング
ダンス
MVなどのショートクリップなどのビジュアル系
他のクリエーターにコラボを依頼しBGMとして使用してもらう
ファンとの交流を増やせるキャンペーン系
- ファンに楽曲を用いた動画制作を促し、それに応じた賞などを用意するなど。
Music Business Award
2022年のmusic business worldwideが主催のA&Rを表彰する授賞式では、YouTube shortsから人気を得たアーティストを発掘したマネージャーに贈られる賞として、YouTube shorts後援の新たな部門が設けられる予定です。
今ではYouTube shortsは各社のA&Rからもかなり注目をおかれているため、DIYアーティストが知名度をあげる上で良いプロモーションプラットツールとなっています。
おわりに
今回は2022年を経て現在のYouTube Shortsについて、アーティスト向けにまとめてみました。
アップロードしやすく多くの人の目に留まりやすいYouTube Shortsは、いまや音楽に限らず様々なクリエイターにとって注目すべきツールとなっています。皆さんも自分自身の魅力を発信する場として活用してみてはいかがでしょうか。
今後もB.O.Mのnoteでは、本件のような音楽・マーケティング業界におけるトピックスについての発信を行っていく予定ですので、ぜひフォローしていただけますと幸いです!
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参考文献
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