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(おでかけレポ)ケーブルカー・ロープウェーでいく摩耶山

大阪-神戸間の東西に長く横たわる六甲山地。その中心を成す六甲山の西側に摩耶山(まやさん)があります。
その頂上からの眺めは本当に綺麗で、車で行くこともできるので何度か行ったことはあったことはありました。けれど関東から越してきて今まで、近くに住んでいながらも山麓から繋がるケーブルカーとロープウェーでは山上に行ったことがありませんでした。
今回は一度でも乗ってみたいと当日に思いついて、家族とケーブル駅のある麓まで車で向かいました。

山麓・摩耶ケーブル駅

車で行ったものの、近くに駐車場はなく、ずいぶん下った所のコインパーキングに停めました。
そして急な坂を登って駅に向かいましたが、、かなりの勾配で、体感で40度くらいに感じました。その坂は桜のトンネルと言うらしく、春には通りの両側から桜が咲き誇るようで、是非いつか来てみたいものです。

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駅に着くと毎時0分・20分・40分と、20分ごとにケーブルが運行しているとのこと。時間があったので駅舎内の展示などゆっくり読むことができました。

実はここにきて初めて、山上に行くには途中までケーブルカーで行って、中間駅でロープウェーに乗り継ぐことを知りました。2つ合わせて「まやビューライン」と言うそうです。

開業からの歴史を写真パネルで紹介していて、開業はなんと大正14(1925)年!もうすぐ100年!
鬼滅の刃で炭治郎たちと無惨が戦っていたくらいの時代ですね。。

さて、いよいよ乗り込みます。最終地点は日本三大夜景「摩耶山・掬星台(きくせいだい)」。。何度か行ったことがありますが、今回はその道中を楽しみたいと思います。

深い山をどんどん上ってトンネルもくぐっていくと、最大の傾斜ポイントに差し掛かりました。見た目には絶壁ですが、車内のアナウンスによると29度とのこと。。ん?と言うことは桜のトンネルは10度くらいだったのかな?

乗継地点・虹の駅

降り立った途中駅、虹の駅。このあたりの景色は多少周りの木々に視界を遮られてましたが、神戸の街並みがよく見えます。

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そして面白かったのがロープウェー虹の駅の展示パネル。
かつてこの虹の駅近くで営業していた「摩耶観光ホテル」は、今や廃墟となり、世界遺産のマヤ遺跡に掛けて摩耶遺跡と呼ばれています。
ここから先のロープウェーは昭和30(1955)年に開業したらしいのですが、全く知らなかったのが、山上にはかつて「奥摩耶遊園地」という遊園地があったとのこと。野外劇場やアイススケート場や渦巻きカーなどなかなか面白そうだし賑わってたみたいですね。

そしてロープウェーはもっと地上との距離が近いと思ったら想像以上に高低差があってびっくりしました。
結構小さい箱でしたが神戸の街並みを贅沢に楽しめました。

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山上・掬星台(きくせいだい)

さて、とうとう山上に到着しました。車では何回か来てますが、こうやって山ならではの交通手段で来るのはまた格別でしたね。今回改めて、自分はケーブルカーやロープウェーに乗るのが好きなんだと自覚しました。

そして展望台からの眺望をお届けします。あまり天気が良くなく、霞がかってしまっていますが、、
こちらが神戸三宮方面。高いビルが立っているあたりが神戸の中心地三宮です。海を挟んでポートアイランドとその奥に神戸空港が見えます。

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そしてこちらが大阪方面ですね。と言っても残念ながら霞の向こうで見えていません。。肉眼では紀伊半島の方まで見えていたのですが。

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ベストなコンディションではなかったですが、いつ来ても素晴らしい景色です。前回「神呪寺と甲山森林公園」で紹介した眺望も、阪神間で1、2を争う景色と言いましたが、その中の一つがこの場所です。
昼の景色もいいのですが、夜景がまた格別でさすが日本三大夜景と言われる場所なんです。是非一度来てみてくださいね。以前撮った夜の写真は自分のスマホに残っておらず、すみませんが皆さんの方で検索してチェックしてみてください。

そして日本三大夜景がどこか知らなかったので、家に帰って調べてみたら、「北海道 函館山」「長崎県 稲佐山」そして「兵庫県 摩耶山」と言うことでした。なるほど!

帰り道も同じように絶景を楽しみながら帰りました。神戸は手軽に山も海(ベイエリア)も楽しめていい所です!


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