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データだけから見る広島ドラゴンフライズ @ 20-21シーズンオフ

Bリーグ私的データベースの管理人です。
試合はほとんど見れていませんが、データだけからチームを分析してみます。

今回は広島ドラゴンフライズ編です。
一応値段を設定していますが、全編無料です。

※マーフィー選手を外国籍と勘違いしていたので訂正します。記事を大幅改定しました。大変失礼致しました。

■順位

西地区の10位でした。

昨年非常に優秀なスタッツを残してB2からB1に昇格してきましたが、今年は9勝しかできませんでした。

B2とB1の壁は非常に厚いです。ここからチーム力を向上していかなければなりません。

■チームスタッツ

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攻守ともに通用しなかったと言っていいでしょう。

3P%はリーグ平均程度ですが、それが攻撃力につながっていません。昨シーズンB2ではトップの攻撃力であっただけに、B1のレベルの違いが伺い知れます。

■選手

#8 グレゴリー・エチェニケ

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エチェニケ選手は広島で2年目。昨年はB2で2P 71.3%という圧倒的なスタッツでした。

今期は55試合で平均30分以上の出場時間、2Pは62.2%とリーグ9位で攻撃面での存在感は示しました。レーティングにもそれは現れています。

一方でディフェンスは平均9.8本のリバウンド(リーグ3位)を取りましたが、レーティングでは攻撃のプラスを超えるマイナスを示してしまいました。
チームとしてはリバウンドに優れていないため、エチェニケ選手しか取れないから増えた、と見るのが妥当かもしれません。

30歳を過ぎここからディフェンスの改善を望むのは難しいかもしれません。チームとして外国人選手をどうするのかが問われます。

#2 朝山正悟

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ドラゴンフライズで5年目のキャプテン。

試投数は少ないながらも3P 40%overは立派ですが、レーティングでは攻守ともに貢献できていない数字になっています。

平均26分出場していますがシュートアテンプト自体が平均6,アシストも2でスタッツからは攻撃への貢献が見えません。

年齢から考えても、そろそろ進退を判断する時期に来ているのかもしれません。

#1 トーマス・ケネディ

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ドラゴンフライズのストロングポイントが帰化枠のケネディ選手です。

残念ながらディフェンスでは利得を得ていませんが、それを補って余りある攻撃力がレーティングから見て取れます。

2P 50%を維持したうえで、3P 38.5%(リーグ11位)は素晴らしい数字です。

年齢的にもピークを過ぎているかもしれませんが、ドラゴンフライズの攻撃面においてまだまだ必要な選手です。

・その他の選手

#5 アイザイア・マーフィー
チームの正PG
レーティングから見た貢献はチーム平均と同程度。若く、これから大いに成長が期待できる選手。

#24 田中成也
ドラゴンフライズ一筋5年目の選手。主にベンチから平均20分プレイして、チーム平均以上の貢献をしました。単純なスタッツからでは分らない好プレイヤーであると考えます。

#21 田渡凌
平均12試合の出場ながら、オンオフレーティングで+5を記録している選手です。まだ若く、控えPGとしては重宝する選手になる可能性があります。

■来シーズンに向けて

第一次の自由交渉リストが公示されています。

田渡選手、荒尾選手、森山選手、岡本選手、古野選手、谷口選手、ネパウェ選手が自由交渉に。

ケネディ選手、マーフィー選手、エチェニケ選手は継続です。

ピックアップした田渡選手の自由交渉入りは残念ですが、まだ若く次のチームでの活躍を期待したいです。

また、ネパウェ選手も時間が短いながら良いポテンシャルを発揮していたので次のチームでも頑張って欲しいと思います。

一方でケネディ選手の残留は何よりです。来期もチームのストロングポイントになるでしょう。
マーフィー選手も成長次第で大きな強みとなることが期待されます。

Bリーグでは外国籍選手・帰化選手の利得が何より重要です。広島は外国人選手を継続する方針にしましたが、B1で利得を生み出すレベルではないかなというのがレーティングからの印象です。帰化選手以外の強みを発見することが、上位浮上に必用なポイントでしょう。

(5/24 追記)
柳川選手の継続が発表されました。
サンロッカーズからチャールズ・ジャクソン選手の移籍が発表されました。

ジャクソン選手はレーティングだけ見るとサンロッカーズに貢献できませんでしたが、2P% 66%(リーグ2位、eFG%リーグ3位)という攻撃効率のお化けです。
攻撃力の改善、そしてエチェニケ選手の負担軽減として非常に素晴らしい補強であると考えます。
まだ若い選手なので来期の活躍が非常に楽しみですね。

(5/26追記->修整 @1031life1031さんのご指摘に感謝)
ハンナリーズから寺嶋選手の移籍が発表されました。
非常に若いながら今期大きくプレイタイムを与えられたPGです。
今期PGを勤めた岡本選手、古野選手、田渡選手が自由交渉となっているのでの正PGとして大きな役割を任されそうです。

(5/29 追記)
朝山選手が継続となりました。
3Pの確率を維持したまま、試投数を増やしたいですね。

(6/2追記)
辻選手をブレイブサンダースから獲得しました。
非常に驚きで、ドラゴンフライズの補強の本気度が伝わります。
しかし起用方法はどうなるのでしょうか。非常に興味深い。

(6/4追記)
レバンガからメイヨ選手を獲得しました。
補強が凄すぎて眩暈がします。
これで外国人3人揃いましたが、どの選手も強力ですね。
運用方法に注目です。

(6/6追記)
ブレイブサンダースから青木選手を獲得しました。

(6/14追記)
キングスから船生選手を獲得しました。
出場が少ないながら素晴らしい貢献をした若手です。
目の付け所が本当に良い。ドラゴンフライズの時代が来るのでは?

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