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勉強脳と仕事脳

一生懸命に仕事をしているのに、成果が出ていない。
自分では結果を出したと思ったのに、上司から違うと言われた。
そんなことありませんか?
仕事で成果を出すというのは、とてもシンプルです。
ところが、成果を出すことに対して、逆行する、障害となるものがあります。これまでコーチングしてきた中で、日本人の方の場合は、100%同じ障害があります。成果を出すには、成果を出せるやり方の前に、この障害を取り除く必要があります。
それは、子供の頃から、学生時代を通して、ずっと同じ脳の使い方をしていたからです。仕事で使う脳は、違う使い方をします。
確かに、私は、脳の研究者でもありませんし、専門家でもありません。
しかし、これまで数千人以上の方々をコーチングしてきた中で、見つけて、全ての人を成果を出せるようにしてきた中で活用してきた原理として活用しています。その障害の一つを今日は説明したいと思います。
これは、クライアント様をコーチングする中で、1年を通して、最初から最後まで使う言葉でもあります。それだけ、染み付いている思考です。

さて、より良く理解するためには、
学生の時の勉強の定義と、社会人になってからの仕事の定義を
一度整理すると良いと思います。
ほとんどの方は、頭で何かを考えるときに、身に染みついた勉強の意識で考えているようです。
ほとんどの方が、仕事は頭を使う、って思っていて、その頭の使い方ですが、無意識に、経験からくる勉強のイメージが取れないようです。
逆に、学生時代の頭の使い方で、理解しているので、肉体労働の場合、頭を使わないって自虐的におっしゃる方がいます。
いえいえ、、、仕事って、ものすごく頭を使います。
そして、日々の生活の中も、頭を使うことばかりです。
成果を出す、日々の中でも自分の思っているイメージを実現させるには、学生時代とは違う頭の使い方をします。
この二つを整理してみましょう。

まず、勉強(学問)ですが、、、
一言でいうと、誰かが「正答」と決めてくれた答えを覚えて、情報のinput(問い)に対して、その「正答」を返す(output)ことです。
そうではなくて、その先のことをちゃんと考えて、思考回路を形成するために、記憶とin/outを勉強とおっしゃる方もいますが、一般的でしょうか?

私たちは、学問の定義を、
既知と未知の境界線を、既知の領域が広がる方へ探求していくことと、
状態や事実、現象などは、既知ではあるものの、その原理(仕組み)が未知のものの仕組みを解明すること、大きくはこの2つと捉えています。
さらにいうと、その原理の活用方法を探求すること。大学の学部でいうと、物理学部と工学部のようなものです。

ここでは、学問ではなくて、小学校、中学校、高校と12年間やってきた勉強を取り上げています。
だれかが『正答』と言っていることをただひたすら覚えて、それを意図した問題に対して期待通りに答える。
格納と引き出しです。
確かに考えるということの中に、この過程は必要です。ですが、誰かが正答って言っていることをそのまま使うことって、普通の生活ではあまりないと思います。円周率が、突然π=3になってしまい、π=3.14だと、バツがつくというようなことだったり、正答と言われるものを答えてほしいがために、「ただし、真空とする」、「ただし、重力は考えない」と、前提条件をつけていたり、、、
それらは、インプットとアウトプットの練習だけをしているのです。
勉強そのものを否定しているわけではありません。
しっかりと考える基礎を作るためには、インプットとアウトプットは、必要な能力です。そして、一部の方は、その先の思考回路形成に持っていくこともしていると思います。
しかし、これまでコーチングしてきた方々は、全て、この勉強脳になっていました。
全ての答えを、誰かに聞く。
この『頭を使うこと=勉強』だったために、そのやり方が身に付いているので、『頭を使うこと=仕事』となった時にも、「正答」を欲しがります。
勉強は、ゴールが言葉で答えることです。
勉強の作業におけるゴールは、「知る」「わかる」です。
その「わかる」も、勉強としてのインプットに関してだけです。

実際に、失敗続きの部署へ応援にいって、
すぐに成果を出してしまうと、必ず言われることは、、、

『このやり方、すごいですね。これのマニュアルもらえませんか?』

それに対しては、いつも同じ答えをしています。
『あげてもいいけど、マニュアルを、見ても出来ないよ!』
正答を求めても、仕事で、正しく成果を出せるようには、なりません。
これ、言い方が、「やり方」なんですよね。
もし、正答と言われるやリ方があるとしたら、それは、成果がでたやり方が正答で、あって、同じやり方が正答ではないです。
全ての条件が、まったく同じという仕事って本当にありますか?
少しでも条件が変わると、環境が変わると、その時に成果を出せるやり方って、同じとは限りません。
正答を求めてはいけません。
ビジネス書を見て、正答を書いていると信じてそのままやってもうまくいかないです。それは複雑な条件を簡略化、無視して定性化しているからです。

一方、仕事(ビジネス)とは、
人の行為によって、求められている価値を生み出し提供することです。
自動機やロボットであろうが、言葉だけの仕事であろうが、人が考えて、行動することで、価値を提供しています。
で、その違いは、、、
仕事は、その結果(求められている成果)が、決められていて、やり方は、自由であることです。(制約が全くないわけではありませんが)
また、ビジネスでは、「成長」を求められています。
よく、上司に、言われませんでしたか?
過去の知見や経験だけからなる作業をそのままやっていては、何か一つ条件が変わっただけで成果が出せなくなります。
なので、常に、状況を判断し、対応(変化)し、ゴールまでたどり着くことが必要です。
つまり、あらかじめ決められた「正答」ではなく、課題を克服しゴールにたどり着く「解答」を求められています。正答ではなく、最適解でいいのです。成果さえ出せれば。
その「解答」は、いっぱいあります。その時々の条件、状況によって、より適切な「解答」があるだけです。

ビジネスでは、「正答」を聞いて仕事をするのではなく、ゴール、制約、方針、課題などをしっかりとおえて前に進めていきましょう。
進める先で障害にぶつかっても気にせず、それをクリアしていけばいいだけです。
常に、ゴール(求められている成果)を意識しておく必要があります。

成長には、失敗はつきものです。
正しく言うと、『成長=失敗の克服』です。
 できなかったことができるようになる。
その課題や失敗があることを前提に、期限内にクリアすることでゴールに到達する意識を持ちましょう。
最初に仮説、想定課題、などを意識するとよいと思います。

うまくいかない課題があるのは、想定内!
それを前提に解決していくストーリを作り、対応していく。

成功している人によっては、『まず行動しろ!』
と言っている方がいますが、全く考えないで行動しているわけではありません。
考えるのには、1秒も時間はかからず、あとは、行動しながら、対応していく全体像が見えているから、進められるのです。
課題、障害などは、基本的にすべて想定内です。
いまは、いっぱい見て、いっぱい考えて、いっぱい経験して、いっぱい失敗して、それらを身につけて成長しましょう。
すぐに、考えながら行動し、成果を出せるようになります。
ただし、『SPEED』は必要です。すぐに行動し、すぐに結果を出して、対応できるようにしましょう。

そして、
『知っている。分かっている。やっている。』で満足することなく、
出来ている(出来る)!』を実現しましょう。

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ご活用ください。



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