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つぶやき*大切なもの

大切なものは人それぞれ違う。
それは価値観の違いというもの。

私にも大切な"物"はある。
でもどうしても手放せないかというと
意外とそうでもないものが多いことに気づく。

今日は五月人形の話。

義実家には30年以上保管していた
夫の五月人形が眠っている。
(後述しますが夫のだけではなかった)

今回息子が生まれたことで
その立派な五月人形を譲ってくれるという話が出た。(後述しますが本当は譲るではなかった)

最近つかまり立ちを覚えた息子。
なんでも手を伸ばして触りたいお年頃。
そして物に溢れた我が家。

残念ながらご立派な五月人形を飾るスペースがない。
当然ながら保管するスペースもない。

いや、正確には片付ければ捻出できるのだが
お人形をお預かりしてケアできる余裕がない。
毎年出してしまってのお世話は私、
タスク増の未来は容易に想像できた。

上記の理由から、私はお断りに1票だった。
なんなら貰い受けたら最期だと思った。

しかし、私の持ち物ではないので
私から進言するのもなんか違う。夫に委ねた。

上記聞いた上で夫は"今度貰いに行く"と返事をした。

これが問題の始まり。

私は以前、義両親が人形を持て余しているような話をしていたのを覚えていた。
なので、今回の話も我が家に移管する話だと思っていた。

移管されるということは処分(供養)もこちら側で行うことになる。
"あげるけど供養に出されるくらいなら返してほしい"
そういう考えではないか義両親に気持ちを確認した。

これが夫の逆鱗に触れた。

何十年も大切にしていた人形を燃やすなんて非常識だ
息子にもそういうことを教える気か

ものすごく詰められた。

ゆくゆくの話のつもりだったのだが
今すぐ供養に出すと取られたらしい。
私はそんなこと言ってないのだがと思い詳しく聞くと
ここに来て認識の齟齬が発生していたと知る。

まず、夫としては貰うのではなく
"借りる"予定だった。
そしてその人形は夫のものではなく、
夫と義弟のものだったので、
そもそも義両親は手放すつもりはなかった。

たしかに、人が大切にしているものを
許可なく処分することは非常識だ。
これには私も同意する。

ただ、今回はそうならないように
あらかじめ義両親に確認を行ったのだ。
別に今すぐどうこうという話ではない。
(保管スペースがないので近い未来にはなりそうだが…)

私も背景を聞いていれば
飾る期間が終わったらお返ししますで済んだ話。

なんなら義両親に連絡する前に夫とは話していた。
こっちで供養していいものなのか、と。
夫もこの時はこっちで供養しようと言っていた。

なのに今日になって、寝る前だったので覚えていないと言われた。
酔っていて記憶がないの同義語だと思った。

"貰う"と聞いたら"貰う"、だよな…
"借りに行く"、"取りに行く"なら理解できた。

義両親からも「飾った後はこちらで保管するから返してくれていいよ」と返事があったので
ありがたい!お言葉に甘えさせてもらおうと思っていた。
その裏で夫の言うような解釈をされていて
私の発言でショックを与えてしまっていたなら本当に申し訳ない。

勘違いしていた私にも非はあるが、
私の実家で保管している五月人形やベビードレスを
燃やすと言われたら嫌だろう?と、
全く状況が異なる例をドヤ顔で挙げられて絶句。

一生懸命咀嚼した結果、
おそらく"他人にとやかく言われたくない大切なもの"を
例にあげたのだろうと思ったが、
あまりに状況がかけ離れている例でピンと来なかった。

そしてピンと来ていないのを見て追撃される。

家に飾っているぬいぐるみが邪魔だから捨てていい?って言われたら嫌だろう?

いや、それは必要に迫られてるなら考えるけど…
え?なに?なんの話???

要するに今回のつぶやきで何が言いたかったかというと、

人それぞれ価値観が違うから、
その価値について相手に理解してもらうって難しい

ってこと。
(あと、会話するって大事だよね)

なんだかよくわからないが、
今回の一件で五月人形が夫にとって、
とても大切なものというのはわかった。

そして息子の教育に悪いから
人のものを勝手に捨てるのは良くないことだと
私の考えを正したかったというのもわかった。
(正すも何も元からわかってるのでとりあえず付き合う)

もう夫の中で私は悪でしかないのだろう。

この件はわかりましたでいい?と聞いたら不服そうな顔をされた。

じゃあなんて言ってほしいの?と聞いたらそうじゃなくて…と言われた。

夫から学ぶ、私、子育て向いてないかもしれない。

めでたい息子の初節句に暗雲立ちこめていますが
ただ一つだけ言わせてくれ。

あなた、人形売り場で五月人形の話した時

「ああいうのは親のエゴ。
赤ん坊に人形なんてわかんないんだから、
必要だったら買えばいいんじゃん?」

そう、言いましたよね…?

女心と秋の空と夫の価値観。変わりすぎぃぃ!

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