見出し画像

#2 マルチハザードBCPの構成

Question:マルチハザードBCPでは、なぜ緊急対応マニュアルとBCPとに分けて策定するのですか?

Answer by ChatGPT
マルチハザードBCPでは、緊急対応マニュアルとBCPが別々に策定される場合があります。これは、以下の理由に基づいています。

緊急対応の迅速性と即応性の確保: 緊急時には素早い対応が求められます。緊急対応マニュアルは、具体的な緊急事態における対応手順や連絡先情報などを含み、迅速な行動を促すための指針となります。緊急事態が発生した際には、このマニュアルを参照して迅速に対応することができます。

長期的な事業継続計画の策定: BCPは、事業継続性を確保するための包括的な計画です。緊急時には、短期的な緊急対応だけでなく、長期的な事業の持続性を考慮する必要があります。BCPは、事業活動を継続するための戦略や手順、リソースの確保、復旧計画などを含んでいます。BCPは緊急対応マニュアルの基盤となり、事業の全体的な復旧と継続性を確保するために策定されます。

対応範囲の拡大: マルチハザードBCPでは、複数の異なる種類の災害や緊急事態に備える必要があります。緊急対応マニュアルは、特定の緊急事態に対する具体的な対応策を提供するため、災害の種類ごとにマニュアルを作成することが一般的です。BCPは、さまざまな災害シナリオや緊急事態に対応するための包括的な計画であり、マニュアルよりも広範な範囲をカバーします。

緊急対応マニュアルとBCPを分けて策定することで、緊急事態に迅速かつ効果的に対応するだけでなく、事業の継続性を長期的に確保するための戦略を策定することができます。
【取り消し線は筆者による訂正】


マルチハザードBCPの内容は、「緊急対応マニュアル」と「BCP」の2つに分けることができます。個別のインシデント対応は前者に集約し、事業の継続戦略と復旧に関する規定は後者に集約します。

緊急対応マニュアルは、必要に応じて新たなリスク(ハザード)を組み込んでいく追加型のマニュアルですが、BCPは事業を継続するための要素(重要業務と経営資源)と実行手順を定めたものであり、原則として前者のようにリスクの数に応じて内容が拡張されるものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?