見出し画像

【羽田⇔パース】青い海が見たかったから〜初めての1人旅⑤〜

【パース3日目】
この日は、パースの港・フリーマントルへ行ってきました。フリーマントルは、日本の南極地域観測隊を乗せた船が最後に寄港する場所として有名です。確かにオーストラリアの下って南極ですね…!それでは、フリーマントル巡り、始めましょう!

シティからフリーマントルへ向かうには、電車に乗らなければなりません。しかし!以前、メルボルンに滞在していた時は、日本のPASMOの様なもの(マイキーというICカード)を使用していたので、切符を買うのは実は初めてなのです…。ドキドキ。

《Mission 3 切符を買う》

切符を買う手順としては以下の通り。

①とりあえず、駅の改札に向かいます。
②改札近くに券売機があるので、スクリーンを
タッチ。
③自分の目的駅のゾーンを選びます。ちなみに
フリーマントルは2ゾーン(AU$4.70)で
す。
④お金を払います。そうすると、下から切符が
出てきます。

こちらが切符です。

ただの紙。

そう、オーストラリアの切符は日本と違ってペラペラの紙なんです。こちらは改札に通さないで、近くにいる駅員さんに見せて通ります。皆さんチラッとしか見ないので、逆に心配になります。おーい!

さて、切符を買ったらフリーマントル線の乗り場に向かいます。
改札に入ると、電光掲示板で、どこの電車があとどれくらいで出るのか、ということが一目瞭然でわかります。発展してますね〜!

フリーマントル行きは7番線からでした。ズンズン進みます。

ここですね。天井がガラス張りで明るい雰囲気でした。

電光掲示板はこんな感じ。電車は4両しかないんですね。

電車がきました。フリーマントルはここから30分くらいです。

途中、住宅街を通るので、現地の家の観察をしでした。こういう「普通の暮らしをしているところ」を見るのが好きなんです。誰が住んでいるのか、何しているのか、想像するのが実は楽しかったり。

こうして電車に揺られているとあっという間にフリーマントルに到着。行きと同じく、切符を駅員さんに見せます。取られることもないので、記念で切符を持っておけます。

ここからある場所へ向かいます。その場所とは…

フリーマントル刑務所です!

CATという無料バスでも行けますが、街並みも堪能したかったので歩きで向かいます。だいたい駅から15分くらいでしょうか、意外と近かったです。1度素通りするという失敗をしながらも着くことが出来ました。

ドーーーーン!

じゅ、重厚…!お城の門みたいですね。
緊張しながら中に入ると、ガードマンと思われるおじさんがいました。これまたテンションがとても高い方で、「ヘイ!ツアーが4つあるよ!どれにする?君1人?日本人?よーしこれだな!(日本語の説明書を渡される)」というように怒涛のトークが炸裂します。ちょうど5分後に始まるツアーがあったので、それに参加しました。あとで気付いたのですが、個人では中を回ることが出来ないそうです。

お土産屋さんでチケットを購入し、時間まで待ちます。日本語のオーディオガイドも無料で借りられたので助かりました。

時間になると集合の合図がかけられたので、ツアー開始です。買ったチケットをガイドの方に提示し、中に入ります。ここから1時間半かけて説明を受けながら巡ります。

中庭です。
こちらでは、収容者が自分達の食べる作物を作っていたそうです。今は整備された芝生が綺麗です。

棟がいくつかあるので、ここから違う棟へ行きます。ガイドの方が毎回、説明の前にオーディオガイドの番号を言ってくださったので、説明をしっかり聞くことが出来ました。ありがとう、お兄さん。

食堂や、運動場を巡ります。

ここは、受刑者達が収容されていた場所です。

精神的に問題があったり、暴れる人を収容するための独房もありました。
この中でも、こちらの独房はとても印象的でした。

絵でいっぱい。
とても賑やかで楽しそうな部屋ですが、この絵を描いた受刑者の話はまったく明るくなかったです。エピソードを聞いた時は少しゾクッとしました。

拷問道具もありました。当時は最大100回まで鞭で打つことが許されていたそうです。oh…生き地獄。

死刑部屋も。実際、ここで刑が執行されたそうです。うーん、考えさせられるものがあります。

こうしてツアーが終わりました。最後にガイドのお兄さんに写真を撮ってもらいました。そういえば、オーディオガイドの番号で、55番を選択してみな、というような事を言われましたが、すっかり聞くのを忘れたのが悔やまれます…。自分のばか〜!

刑務所って、自分にとって異空間で、でも人の生死と密接に関係のある場所で、なんでか惹かれるんですよね。ちなみに、オーストラリアには3つ刑務所があるのですが、こちらへの訪問で2つ目の刑務所を訪れたことになります。あと1ヶ所もぜひ訪れたいです!どこにあるか知りませんが。

ツアーで歩き回ったので、次は腹拵えです。
今回食べたメニューはこちら。
Chile Muscle(チリマッスル)です!

どでかい。

写真ではわかりにくいですが、ボールの直径が女性の手くらいの長さです。
Chile Muscleは、ムール貝とトマトチリソースを一緒に蒸した料理です。これが食べたかったんですよ〜!こちらのお店では、mildかhotで選べました。辛いもの大好きな私は迷わずhotに。トマトの酸味とムール貝の旨味が合わさって美味しかったです!ただ、hotは想像以上に辛いので気を付けましょう。唐辛子の種ごと入っているので、食べ進めるうちに舌が麻痺してきます。オーストラリアでこんなに苦しむとは…。

ウミネコにも要注意!

お腹もいっぱいになったので、最後に向かったのはこちら。

西オーストラリア難破船ギャラリー (Western Australian Museum Shipwreck Galleries)

入場料は無料です。寄附金を入れる箱が入り口付近にあるので、そちらに自由にお金を入れる形式になっています。
オーストラリアで難破した、東インド会社(某カリビアン海賊映画に良く出てくるやつ)の船や備品などが展示してあります。1番驚いた展示物は全身の骸骨です。「初めてオーストラリアに上陸したヨーロピアン」というような説明がありました。いやあ、そんな初めての人にお会い出来て光栄です!
それにしても、ここの自動ドアが開けられなかった時に、助けてくれた男性がいらっしゃったのですが、皆さん優しいなあ。

その後、帰る前にコーヒーが飲みたくて寄り道を。フリーマントルには、「カプチーノ通り」というカフェが連なる通りがあるんです。いくつかお店がある中で、1番人が並んでいるお店をチョイスしました。

メニューがずらり。
カウンターの前に並んでいると、ウェイターさんが注文を聞きに来てくれます。注文の順番待ちをしていると、前に並んでいるおじさんに話しかけられました。「君、中国人?」から始まり、日本から来たことやオーストラリアは3回目であること、おじさんはこのカフェの常連であることなど、たくさん話せました。楽しかった〜!

おじさんおすすめのケーキ。お腹いっぱいで今回は断念。

カフェラテ。おじさんとお揃いでした。おじさん的おすすめの飲み方は、蜂蜜を入れることだそうです。3杯入れちゃいます。まろやかで美味しい。

カフェラテを飲んだら、夜は人と会う約束をしていたので少し早めにシティまで帰りました。初めて会う方だったので、ドキドキしました…!その人と食べた夕ご飯がこちら。

ポテトといろいろ揚げMIX。

フィッシュ&チップスのフィッシュの代わりに、ソーセージやオニオンリングなどが入っています。特にガーリックソース入りミートボールが美味しかったです。アツアツなので最高でした。店主がとても大らかで、笑顔が素敵なナイスミドルでした。お酒の持ち込みもOKしてくれたのですが、パスポートを持っていなかったので購入出来ず。でも、美味しいソフトドリンクが発見出来たので満足です!

ご飯を食べ、しばらく談笑し解散。盛りだくさんの1日でした。明日はパース最終日。最後まで走り抜けますよ!

【フリーマントル刑務所】
所在地 :1 The Terrace FREMANTLE WA
6160
開館時間:9:00〜17:00
公式HP :http://fremantleprison.com.au/visit-us/japanese/

【西オーストラリア海洋博物館・難破船ギャラリー】
所在地 :Cliff Street, Fremantle, Wa 6160
開館時間:9:30〜17:00
関連HP :https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/oceania/commonwealth_of_australia/JFM/120246/sp_index.html(JTB様のサイトより引用)

#海外 #オーストラリア #パース #1人旅


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?