子育て奮闘記(絆づくり大作戦)その1
家族で海外旅行
〜新婚旅行はみんなでヨーロッパへ〜
新婚旅行に家族みんなで行けるのが、再婚ステップファミリーの特権の一つです。
我が家はみんな旅行好きで、せっかくだから思い出作りしたいよね、ということで、小中学生の子どもたちを連れて、最初の夏休みに海外旅行をすることになりました。
それなりにお金はかかりますが、このタイミングで行くことに絶対意味がある、と夫婦の意見が一致したので、しっかり計画することにしました。
妻にはなんといってもヨーロッパに行きたいという想いがあり、私も大好きだから、その前提で行き先を考え始めました。
個人的には、写真映えや、ご飯の美味しさなど考えて、イタリアかな、と思っていたところ、息子からこんな一言が飛び出します。
「学校で習った世界でいちばん小さい国に行ってみたい!」
お姉ちゃんはそもそも歴史好きなので、最後の審判やコロッセオが見られるということでもちろん大賛成!
そもそも妻は、昔からローマの休日に憧れていたそうで……。
みんなの気持ちがピタリと一致したのでした。
そんなわけで、イタリア(ローマ)バチカンという方向性が決まりました。
8日間くらいは仕事も休めそうなので、どうせならフィレンツェとかにも行ってみるか、と航空券やホテルを調べていると、またまた息子からアイデアが。
「エッフェル塔にも登りたい!」
エッフェル塔デザインのリラックマでお気に入りとなって以来、エッフェル塔推しの息子としては、ヨーロッパに行くならぜひ行きたい、ということでした。
お姉ちゃんも「それならルーブルでハンムラビ法典が見られる」と前のめりです。
夢は広がり、どんどん盛り上がったのですが、国をまたいでの二都旅行ということになると、移動ロスが出るので、忙しい行程になってしまいます。
ここは正直迷いました。
それでも、
「せっかくのヨーロッパ旅行だし、多少無理してもいいかな」
「あんまりゆっくりできない旅になったとしても、あれこれ見られて、写真もいっぱい撮れたら、きっといい思い出になるよね」
「自分たちの意見が生きた行程であれば、子どもたちとってもいい経験になるはず」
というような夫婦会議があって、パリ&ローマ旅行を計画することになりました。
当時は福岡在住でしたので、
福岡→成田→ローマ→パリ(観光)→ローマ(観光)→成田→福岡
という移動になります。飛行機だけでも6回ですから、なかなかの大ごとです。
普段なら航空券とホテルをそれぞれ探して個人で予約するのですが、日程に余裕がないのに二ヶ国を巡るし、子ども連れでもあるので、東京の小さな旅行会社で、セットチケット(全部の航空券とホテルが含まれていて、現地では100%フリー行動という商品)を購入しました。
その会社では子ども連れ家族4人の申し込みはあんまりなかったそうで、ホテルを朝食の評判がいいところにアップグレードしてくれたり、飛行機の席が最低限2×2になるよう取ってくれると約束してくれたり、丁寧な対応で助かりました。
こうして、パリ・ローマ8日間の新家族記念旅行が決まったのでした。
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