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バブル弾けた学生時代

共通テストが行われた今日、自分の学生時代を振り返ってみます。
(写真は改装中でモダンな仮社が立つ太宰府天満宮)

私の高校時代はバブルの真っ最中。
浪人時代にはベルリンの壁が崩壊。
大学に入ると、湾岸戦争やバブル崩壊が起こる。
そんな激動の時代でした

大学に入った頃、就職活動で早々に大手から内定をもらった先輩がいました。
その人は、公務員試験の日に、受験を阻止すべく内定企業が企画した「就職前研修」という名の飲み会旅行に参加し、遊びまくっていました。
文学系の私とはで立場が違うんですが、その姿を羨望の眼差しで見ていました。

しかし、バブルが弾けた日本社会は、そこからたった2年で、全く別の世界になってしまったのです。

仕事がない!
タッチの差で天国と地獄。
まさに、貧乏くじ世代です!

でも、そういう話を妻にすると、
「私はちゃんと優良企業に入ったし、一流企業に就職して活躍している人もいた訳なんだから、結局はその人次第でしょ!」
と、ミモフタモナイひと言を言われ、トホホ……となってしまいます。

ともかく、詩や歌、バルカンの歴史などを専門に勉強し、浪人したにも関わらず、大学生活を延長させ、修士課程まで終えました。

大学院の頃は、非正規雇用ながら十数万円の月収を得ていたので、授業料は自腹でしたし、実家暮らしで家賃がかからない分、わずかながら食費も家に入れていましたので、危機感も申し訳なさも感じずに学生生活を謳歌していました。
でも、これがいけなかったのです。

正社員をしている友人たちの半分くらいしか年収がないだけでなく、年金も増えないし、老後を考えたら悲鳴ものなのですが、そのときは全く分かってなかったんですよね。
現状に満足している自分がいたのです。
冷静に見つめると、実にイタい。

その後、20年以上にわたる流浪の人生が始まることになるのでした。

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