徒然日記~旅について
旅は、いわば心の洗濯。
日常の中で溜まりに溜まった澱を洗い流し、新鮮な感覚を、潤いを心に取り戻す。
物理的にも、精神的にも離れるからこそ可能なこと。
旅先で何を見るか、何をして楽しむかは人それぞれ。
川瀬巴水の場合は・・・目にした風景が、「自らのアンテナを震わせる」感覚、体験そのものが、目的だったと言えようか。
その場で写生し、東京(日常)に戻ってから、版画へと仕上げていく。
自らの「感動体験」を、そのような形で昇華させていく。
そんな感じだろうか。
そのような中で生まれた作品群は、見るだけで鬱屈を取り払ってくれる。
絵の前に立つことを通じて、私たちは、「旅」に心を遊ばせる。
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