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女性らしさのさじ加減


女性らしさ、フェミニンという言葉に抵抗がある。

漠然とした、きらきらモテ系女子、色気、守ってあげたい、優しい…

そういう生き方を否定している訳ではなく…ただただ、女性性で勝負している感じになりたくない。甘々な雰囲気もキャラじゃないし、優しそうが裏目にでて、頼りない雰囲気になりたくない。かといって、男性的に寄りすぎてもオシャレにならない。LaLa Beginの雰囲気が好きだけど、そのままでは部屋着感が否めない。メイクにも寒色や暗い色を取り入れても、なーんかへん。

その一方でピンク、それもさくら色とか薄ピンクが好み。顔タイプでいうとフェミニンな私。外見だけなら、似合いやすいようだ。それでもメイク以外でピンクを取り入れるのは、なんだか気恥ずかしい気がしていた。ピンクを纏うなんて、あなたそんなにキレイでも、かわいいでもないでしょって思われないかなと心のどこかで思ってきた。

ここまで書いていて思ったけれど、自分自身が一番女性らしさに固執し、先入観がありすぎるのでは?ピンクを持ったり、着たりしたからって、みんな甘々で、頼りなくみえてるわけじゃないやん。多くの人から、かわいい・キレイって褒められなきゃ、ピンクは身につけたらダメって、自分で縛りをかけてるのでは?ピンクに続いて、ボウタイ、スワロフスキーも好み。これらにも一般的に女性らしさを象徴するイメージがある。けれど、女性性とは無関係に、「スキ」の要素なんだ。纏ったからって、女性性を殊更に強調してることにはなるなんて、いったいだれが言ったんだ!本当に自分で呪いをかけているだけなんじゃ??

私は、自分が女性であることに違和感はないけど、それを全面には出したくないだけなんだ。女性であることは私を構成する要素のひとつでしかない。けれども、私が私であるために必要な要素なんだ。女性であることを切り離しては、私を語れない。だから、私だって女性らしさを語ったっていいんだ。女性らしさが垣間見えるのは、恥ずかしくない。私は女性であることをひっくるめて私なんだから。垣間見える私の女性らしさは、私のさじ加減でいい。

おわり


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