【4441】トビラシステムズ 銘柄分析

①事業内容

詐欺・迷惑防止の迷惑電話フィルタ会社。
モバイル・固定電話・ビジネスフォン向けの迷惑情報フィルタ「トビラフォン」を開発、迷惑電話の自動着信拒否サービスを提供(モバイル向けフィルタサービスが中心)。

  • 迷惑電話対策サービス:12億円(96.4%

  • その他サービス:0.6億円(3.6%)

迷惑電話対策サービスが最も売上比率が高い事業です

②業績

トビラシステムズの最新の業績は、2023年1月末までの第1四半期(非連結)で、売上高が前年同期比28.0%増の4.8億円、経常利益が同43.7%増の1.8億円となっています。

トビラシステムズは、2021年10月期から連続して増収増益を達成しており、迷惑電話対策サービスの需要拡大の影響もあり。

③財務状況

自己資本比率59.2 %、有利子負債も0.14倍と健全な財務

④ストーリーや材料

・今後のIP電話への移行

⑤リスクや懸念点

携帯電話料金引き下げや格安料金プラン普及の影響(固定契約以外の減少)



・2Q以降では人材採用に伴う労務費や減価償却費等が増加する見込み

⑥主要顧客

携帯会社NTT、KDDI、ソフトバンクなどの大手キャリアおよび

⑦競合他社

トビラシステムズの競合他社には、同様のサービスを提供している企業が数社あります。例えば、モバイルフィルタリングサービスを提供している企業としては、エムティーアイアイ・フィルターなどが挙げられます

しかし、トビラシステムズは、特殊詐欺対策サービスモバイル向けフィルタサービスにおいて、圧倒的な市場シェアを持っています。また、積極的な研究開発と知財戦略によって、トビラフォンに関する特許13件を取得しており、事実上、トビラシステムズと競合する会社は存在していません

⑧市場規模

モバイル向けフィルタサービスの市場規模は、日本全体で約4,400万契約と推定されています。このうち、トビラシステムズのアプリ月間利用者数は約1,192万人であり、同社の市場占有率は約27%となります

特殊詐欺対策サービスの市場規模は、日本全体で約1,000億円と推定されています。このうち、トビラシステムズの売上高は約9億円であり、同社の市場占有率は約0.9%となります


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