詞・お人形

わたしはお人形

ふわふわな赤茶色の長い髪 澄んだ翠の瞳 淡いピンク色のワンピース

大好きな人に抱き締められて 頭を撫でて貰って幸せだった

ずっとずっと大切に 愛されると思ってた



他の子を見つめてるのを気付いた時は わたしは死んだ

離れていく 声を掛けても 叫んでも 泣いても

余計に嫌われて離れていく


嫉妬した醜い心が産まれた こんな感情 無意味なのに

一人で泣いて 傷付いて 傷付けて

左腕を傷付けた いっぱいいっぱい傷付けた

生きてるって 感じさせて

お人形だけど 人間の女の子に産まれたかった

大好きな人の隣に居たかった

わたしの傷だらけの左腕を見て醜い汚いと言って 引きちぎられた

お人形の腕は壊された わたしは棄てられた

良い子にしてたら 離れなかった?

良い子にしてたら 傍に居てくれた?

良い子にしてたら 愛してくれた?


一人ぼっち雨の中で空を見てた

流れる涙

何処が痛むのかわからなくなってた

お人形だもの

お人形だって 魂は宿る 生きている

愛してください

わたしも貴方を愛してます


幸せになりたいよ 生きたいよ

お人形だって生きてる価値 生きてる意味 産まれた事を幸せだと感じたいの

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