詞・キズアト

消えないキズアト

初めて付けたのは17歳の時だった 今までも"死にたい"って思って未遂はしたけど 剃刀もあてた事もあった手首にあてるだけ

17歳で付けたキズは恋愛で歳上の人から

事故をしてから「別れよう 夢を壊してしまうから 好きじゃなくなったら」

なんて言い訳で 私より歳下の子と近い距離で話したりふざけ合ったり助けたり その子を見てた 私の事は見ないで目を合わさないでワザと避けて

嫉妬とか醜い感情が芽生えた瞬間

嫌だ嫌だ 悲しい 痛い 息苦しい 二人笑う顔が憎かった

解らなくなってきた

私はただのカラダだけ欲しかったんだね 心はもう無くなって

他の子に行ったんだ


剃刀を持って 左腕にキズを着けた

一番最初のキズアト


私の身体には左腕 左の二の腕 左脚太腿 胸にキズアトがある

消えないの

キズアトだけが残ってる

他も別の時に着けたキズで

偏見や白い目で沢山見られた

馬鹿にもされた

"やめろ"といろんな人に言われた


このキズアトは私が生きてる証だから

過去のキズアトや痛みがあったから今は強くなれてる

前に進めてる

幸せになる為に進めてる

このキズアト毎 自分も愛せる様に 私を愛してくれる人と幸せになりたい

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