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でかい主語としてのおじさんとチンパンジー

最近書かせてもらう記事が割と読まれる。
PVより身近な人の反響の方が嬉しい私だが、流石にうれしい。

無記名で書いた記事は230万PVいったらしいわ。

ダイヤモンド・オンラインで書かせてもらった「働かないおじさん」の記事もかなりヤフコメがついていた。普段無反応な知人(主におじさん)からのいいねも多かった。

こういう記事は難しい。どう考えても、「おじさん」がタイトルに入っていることが重要なのだが、このご時世、みんなが過敏になっている中で、なぜおじさんだけは集中砲火していいのか。ごめんねおじさんと思いながらもパワーワードとして拝借する。

性別で区切ったり、でかい主語で語ったりするのは嫌われるご時世なのに、なぜか聖域のおじさん。ある意味ですごく特別感のある無敵称号なのかもしれません。そういえば、女の転職っていう転職サイトがあるけど、昔はなんとも思わなかったけど、それもなかなかのネーミングですよね。あと日経新聞の女性面とか。てことは、基本の転職は男のものであり、女性面以外の面は男性用なのかな。などと思うと、キリがないし揚げ足を取ってたらフライドチキンまみれになります。マーケティングは、なるべくターゲットを細かく定めてピンポイントに指すことが大事だというのがそこそこ定説だと思いますが、30代独身女性がターゲットとかういうと、自分に刺さる商品であればあるほど「キィキィ」言う、アンビバレント人材が現れるのでしょうか?

不適切にもほどがあるを見ていると、色々と見過ごしてきた、当たり前だと思ってきた不思議なことがたくさんあって、でも受け入れてしまってたんだなと思いました。気にしてなかったことすらも問題なのかな。禅問答やん。

そういえば、「女なのになんで総合職なの?」とか、お客様に「とりあえず男性に変わって」と言われたこともありましたね。

「へー、女の総合職少ないんだ〜。少数派だと抜きん出やすいからラッキー」とか「契約における対応は全員同じなのに、女は対応できないと思ってるチンパンジーもいるんだなぁ、おもろ」って思ってた。「キィキィ」じゃなく「これが社会かぁ」って思ってしまってた。

それを受け入れてしまってたんですね。レッテルを貼られたハンデ戦である女界の方が代表戦得やんとか思ってたけど、時代は変わるね。

別に性差はどう考えてもあると思うから、なんでもいいのだが、確かにめんどくさいおじさんとのやり取りは減ったね。これ以上コンプラ社会になると、おもろいやり取りも減って、コロナでもないのに黙食になってしまいそうだ。いやだな。結局最後にまたおじさんを悪者にすると収まりがいいのよ。恐ろしい社会であるわ。私はAIになりたい。ちょうどイニシャルがAIだね。

キィィィン

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