映画「首」から学んだ「間」の大切さ

遅ればせながら、昨日はNY時代の幼馴染と北野武監督の「首」を鑑賞。
最後に2人で観に行った映画は1979年アメリカで夏に公開された007シリーズ第11作目「Moonraker」という事実に驚愕し2人で大爆笑! 44年前…って、、皺も増えるわけですわ。

44年経った今、友にとっては英語の方が楽みたい。
私自身にとっても時に英語の方が表現しやすい時もあります。
なんせ私は、日本語の教育は中学一年生までというトホホなレベル。
後は大学卒業後もほぼ日本語そして英語の世界で過ごしています。

と、前置きが長くなりましたが、そんな我々が北野監督の「首」の鑑賞後に思った感想がこの作品のなんとも絶妙な「間」!でございました。
素晴らしかったよねと2人で納得。
かなり目を背けたくなるようなシーンもあったのですが、いきなり説明もなく強引にやってくる突然のシーンがあちこちに散りばめられていて、最後まで飽きることのない見応えありの一本でした。
周りの評判がいまいちだったんで期待せずに行かなかったのもよかったのかも?

北野武監督はご存知の通り、元々コメディアン出身で浅草の舞台にも立っていた人物、スタンドアップコメディアン出身の方ですよね。
人以上にその場の空気に関しては敏感でそんな監督のバックグラウンドも作品に反映していたのでしょうか?
これは日本語特有のものなのか?
友と2人でそんなPOVから思いっきり映画話で盛り上がり、最後は英語で喋っていたはものの日本語の「間」が醸し出す面白さについても盛り上がっていました。

海外の人々にも少しは伝わればよいな。。。

このところナレーションを日本語でする時に「間」を取るということの大切さをとても
感じています。朗読はまだまだですが。


あとは英語にはないと思われる「行間を読む」という日本文化の大切さもそう。
なんと日本語は繊細で美しいのでしょう。 そして難しい。
この年齢になってもまだまだお勉強は続きます。

映画「首」の中で一番、大好きだったのが絶対アドリブだったでしょう?と思われる俳優ビートたけしのセリフ!あのシーンは大爆笑です。そこも観る価値ありです。

次回はこちらも日本から世界に進出した映画「ゴジラ1.0」を観に行きます。
友との映画鑑賞が44年後じゃないことを祈りつつ。

おわり

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