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「ありがとう!」にThanks a lot! はNG?

「ありがとう!」と感謝を述べる英語にはいくつかバリエーションがありますよね。私は普段、

Thank you!
Thank you so much!
Thanks!!
Appreciate it!

などと言いますが、

Thanks a lot!

というのも時々出る言い回しに入っていました。
意識して使い分けているわけではもちろんないのですが、思い返すと、Thanks a lot は、普段は使わないものの、ドアを押さえてもらったときのお礼の一言に時々使っていた気がします。

でもある日、この言い回しはやめた方がいいよ、と15歳の娘にアドバイスされてしまったのです。

娘はネイティブレベルで英語を使います。ハイレベルのボキャブラリーも持っていて、ニュースもティーンの会話もどちらも問題なし。(ただ時々日本語に??なポイントあり😅)

彼女が言うには、”Thanks a lot!” にはサーキャスティックな(皮肉的な)響きを感じる人も多いので、言われた方はドキッとするとのことなのです。

「あなたのおかげで(せいで)こうなったわよ、(皮肉の)ありがとね!」

というニュアンスが含まれてしまうから、使わない方がいいよ、とのことでした。

もちろん、ニュアンスや発音の仕方でそう受け取らない場合もあるけれど。とのこと。

調べてみると、たしかにそう書いてあります。

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私の記憶ではこの言い回しは普通に使うと習って普通に皆使っていると思っていたのですが、、、一応、それ以降周りの人々の言葉に聞き耳を立ててみました(笑)。
そうすると、やはり、なかなか「Thanks a lot」は聞こえてきません。

英語教材でひとつだけ使っているものがあったのですが、THANKS!  a lot. というイントネーションで、さらっと私がいった時のThanks a lot! とはちょっと響きが違ったようです。後ろ上がりになると特にサーキャスティックに聞こえるから要注意、、と言われ、その後は気をつけています。。

英語も日本語も、簡単なひとことに、思いもしないネイティブの感覚が宿っていることがあって、外国語として使う身だと間違うことも多いですよね。

でも、間違うことを恐れて萎縮したりする必要はまったくなく、それが言語と文化の面白さの一部でもあると思うので、ふーん、新しいこと一つ知った!(ネイティブ感覚をひとつ身につけた!)と思って、明るく元気に外国語を使い続けていけたらいいなあと思うのでした☺︎



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