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Visions Of Myself

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わたしらしく書けたと思うものたちをまとめます。
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最初から何も持ってない。

何を言いたいのか、伝えたいのか 誰に、言いたいのか。 結局、何もなかった。 なのに何かあるはずだって、 それが所謂「可能性」なのだって 疑うことなく生きてきた。 本来、誰の心だって身体だって自由なはずだ。 「こうあるべき」なんて苦しめる必要なんてないのに、 「こうあるべき」と言うかのような「生きがい」を持ってこそ 人生なんだと、アートなんだと。。 何も持ってないなんて気づくには とても勇気の要ることだと、 ひっそりと感じていたから 気づかないふりをしていたのかもしれな

秘すれば花 (インフルエンサー)

カウンセリングというものを受けてみた。 オンラインで。 うまくいかなかった。 話したいことがうまく話せなかった。 話したことに対して「でもそれって〜〜ってことなんじゃないの?」のような反応をもらった時に、 「あぁ、今日はもうダメだった」と思ってしまった。 でもそれは「この人わたしのこと全然理解してくれない」だとか、「わたしももう少し違った言い方があったんじゃないか」のようなことでもなく。 「何でも話せばいいってものでもない」ってことを、また忘れてしまっていたな、という

世間とはあなたのことでしょう?

わたしの今年の流行語大賞は 『世間とはあなたのことでしょう?』です。 今年になって初めて読んだ、太宰 治の『人間失格』に出てくる言葉。 主人公・葉蔵は、悪友から「お前を世間が許さないぞ」などと言い放たれた時、「世間というのは、君じゃないか」という言葉が頭に浮かぶ。 (それは世間が、ゆるさない) (世間じゃない。それはあなたが、ゆるさないのでしょう?) そのフレーズは、 世間の正体とは得体の知れない、そしてとてつもない謎や恐怖に満ち溢れたものではなく、ただの個人の主観で

僕らの中には

僕らの中には いつだって もがく自由が あるはずだ