福永あずさ |編集者|熊本

熊本市在住、フリーランスの編集者・コピーライター・ライター。/九州ローカル/旅/酒/絵…

福永あずさ |編集者|熊本

熊本市在住、フリーランスの編集者・コピーライター・ライター。/九州ローカル/旅/酒/絵本・詩/コラムや朗読/ラジオ/請求書を出すのが苦手で夜遊びが得意です。https://www.instagram.com/azaz1984/?hl=ja

最近の記事

嫌いじゃない。

わたしは、ずっと子どもが嫌いだった。 苦手なものはなにかと聞かれれば 「えーっと、犬と子供ですねえ」と話してきた。 小さな頃からわりとずっとだ。 すんごいドライにさっくり話すから、 たまに(けっこう)嫌な顔をされた。 散歩をしている犬を見て 「いやあ、かしこいワンちゃんですね」と 声をかけたこともなければ、 市電に乗って目があった小さな子どもに対して 「あらあ、かわいいですね」と ニッコリほほ笑みかけることができなかった。 結婚10年目を迎えるが、 私たち夫婦には子ども

    • 誰かこの興奮に名前をつけてよ。〜業界歴13年のフリーランスがnote沼にたどり着くまで〜

      いつだって何かを始めるのが遅い。 その何かに気づくのも遅い。 そして気づいたことも、すぐ忘れる。 金曜、深夜2時。 いまヒュううううううううううっと 呼吸をするように、タイピングの手がとまらない。 マウスの横のグラスに注がれた アイスコーヒーの氷は、 すっかり溶けてしまっている。 永遠に飽きないおもちゃを与えられた 子どものようだ。 この真っ白なキャンバスに ちょっと、しばらく、いやずっと? 夢中になってしまいそう。そんな5月。 職業、書くこと。 ほんとに? はじめまし

      • 絶望という名のドレス。

        目が覚めて よだれをふいたら 窓辺に光が 微笑んでた (星野源/Family song) 目が覚めて リビングに出たら 朝の光のなかで …約2週間前からコツコツとすすめている 年賀状書きに大忙しの夫… が、おった。 「ねえ飼い猫のお尻が最近ゆるいみたいなんだけど」 という会話から始まった、とある朝。 2018年の仕事納めの日に書きなぐったコラムです。 ✳︎ 社会に飛び出て12年目。 独立してはやくも5年半がたつ。 わたしはけっこう「着道楽」なタチで、洋服が好き。 洋