ポリアモリストとして生きる. 〜父の命日は誕生日〜

私は厳しい家庭で育った。
全ての私の行動の基準は両親がいいと言うか悪いと言うか、ただそれだけだった。
両親がこの世を去るまでは…。
わたしの心は何が好きで、何がしたくて、何が嫌で、
そんなこと30歳過ぎるまで考えたことすらなかった。
大学院に進んだのも、今の職業を選んだのも、旦那さんとの結婚を決めた理由も、
両親が喜びそうだから。
少なくとも怒られることはなさそうだから。

ある日母が癌で亡くなった。
その翌年、父が倒れ、そのまま帰らぬ人に。
悲しかった。心の底から。

しかし同時に、
心の片隅から、少しずつモヤがはれて、
何かから解き放たれたような不思議な感覚を味わった。
これがわたしが初めて手にした自由だった。

父の命日は本当の私の誕生日。
ここからポリアモリストとして悩みながらも幸せの階段を登り始めることになる。

毎日少しずつ、夫とパートナー、子供2人のことを発信していけたらと思っています。

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