ホメオパシーの話(風邪編)(11)
出張2日目。前日のハードスケジュール、そして不思議な癒し。
朝はさすがに起きられなくて、のんびりと寝た。咳もあまり出ず、寝られてありがたい。たんとか鼻づまりとか、鼻のなかの乾燥感は相変わらずあるけれど、前日よりは確実に改善されている。
ホテルをチェックアウトして、ファミレスでゆっくりモーニングを食べ、簡単に仕事の整理。そして電車移動1時間。コインロッカーに荷物を入れて、仕事に行く。痰が増えていて出すタイミングが難しいが、咳自体は減っている。順調に終わり、時間ができたので、前から行きたかったある場所へ行くことにした。それはなんとスヌーピーミュージアムです。笑
いわゆるキャラクターものには全く関心のない私だが、生まれた時から共にいる(昔母がアルバイトをして買ったそうだ)スヌーピーのぬいぐるみを今も手放さずにいる。彼のためにも、期間限定のこのミュージアムに一度ぐらいは詣でておきたかったのだ。お昼もそこで食べようっと、とうきうき出かけた。寒風吹くなか、日差しには少しだけ春を感じるなか、坂をぐんぐんのぼっていった。
ミュージアムはびっくりするぐらいカップルであふれていて、ひとりで来ている人は全然いなかった。とはいえそんなことには動じないぐらい歳をとっている私なので、まずは長い時間並んで、どうどうとカフェでサンドイッチを食べ、展示をじっくり見た。
そこで平たく言うと私は涙を流した。特に悲しいものを見たわけでもないが、スヌーピーがアニメのなかで無言で動いているのを見るだけで涙がこぼれた。理由はわからない。私以外誰も泣いていなかった。スヌーピーが犬であることを時に嘆きながら、しかし素直に、楽しく、思い切り彼自身を生きているんだということを一瞬で感じた。こんな世界が何十年もかけて築かれ、保たれ、広がり、愛されてきたのだとすぐにわかり、不思議な癒しが起こった。風邪を通じた今回の治癒の一部、という気がするので記しておこうと思う。
感激したのち、今夜の宿へと移動。しばらくホテルで仕事した。夕食を食べに行くが、疲れたこともあって随分機嫌が悪い。ひょんなことからちょっと贅沢な鍋を食べるが、なんだかのぼせてすぐに帰りたくなるのは小さい頃からだ。ホテルに戻って、レメディPulsatila 10Mとって、まだぐずぐずいいながら寝た。すぐに目が覚めて短い時間咳をして、それからしっかりと熟睡。
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