【小学校受験】向上心の根っこ
向上心の根っこを太くする
向上心とは、積極的思考の有無に左右される為、この回では気持ちの問題として取り上げます。得意な事や好きな事へ対する向上心は持てても、苦手な事や嫌いな事、または自己肯定感の低い人は、積極的に向上心を持つ事は難しいでしょう。
子育てにおける向上心の根っことは、心の持ち方という【良い習慣】を身につける事であり、自己肯定感や成功体験の蓄積していくことであると仮説を立てて表現していきたいと思います。子どもたちが自ら成長し、学ぶことへの情熱を持つようにサポートできるのは幼少期から習慣化された前向きな関わりだと思います。向上心を養う環境を提供し、子どもたちが挑戦を楽しめる人間に育つように願いましょう。
ありのままの自分を愛してくれる存在
無償の愛情を注いで貰うこと。まずこれが成功体験を積む上で大切な土台となります。成功体験とは、失敗を努力で乗り越える事であり、失敗という過程を踏まずにたやすく成し遂げた成功は、真の成功とは言い難いですね。成功体験をひとつ積み重ねると言う事は、その1回の成功に行き着く為に何倍何十倍もの失敗と挫折を経験した事になります。成功の同義語は成長です。失敗を繰り返す事で、それまでの自分を超え、要領や力を蓄えていく成長こそ成功なのです。失敗や挫折を繰り返しても、なお挑むことができる強い心を養う為に強力な手助けがあるとしたら、それは自分のありのままを愛し、暖かい毛布のように包んでくれる人の存在です。親は我が子の向上心の根っこを太くする為に、失敗を物ともしない心の毛布になりましょう。
尚、こころが繊細で物事をすぐ諦めてしまう親や子ども達も見てきましたが、そういう人はやはり温かい毛布の役割をしてくれる親の元で育っていないように思います。難しい事ではありません。子どもを信じてニコニコ見守ってくれる親になること、それだけで良いと思います。口出し、干渉の多い親はそれだけで子どもの人生を奪っている事にもなるのですよ。
大好きな事が沢山ある
私にとって大好きなことは、子どもたちに成長のきっかけを与える事です。それは受験指導も含めたカリキュラム作成など、仕事に対する意欲に繋がっております。子どもたちには大好きなことが10個も20個もある人になって向上心の旺盛な人になって欲しいと思うのですが、大好きなことを増やすきっかけ作りとは、新たな経験と実体験の積み重ねです。休みの日にいつも決まった事をするのでは無く、世界を広げる為の【経験値稼ぎ】をしてください。幼児期にオススメな事は大自然に触れる事です。小手先の文明や娯楽では目に見えない大自然パワーを貰う事は決してできません。そしてそれは写真や動画では無く、目の前に現物のある事が大切なのです。なお、スポーツや芸術も必ず一流の物を間近で見せてあげましょう。何事もそうですが、幼少期から頂点のイメージを目の前で目に焼き付けておくことが大切なのです。
向上心の旺盛な友達
向上心を持つための環境で、1番影響を受けるのは人です。特に友達はとても重要な位置づけになるでしょう。やる気に拍車をかけてくれる存在は友達や同僚です。競わせることとは違います。比較する事とも違います。身近な友達が目標に向かってひたすら努力をしています。そんな友達を応援し、そして応援してもらい、成長の相乗効果を得られるのが友達や同僚の存在でしょう。良い友達とは、かけがえのない貴重な努力の時間を共に過ごした友人です。只ならぬオーラを纏った友人に出会える確率は人生でもほんの僅かだと思います。その人と親しい友人関係を築くには、我が子にも只ならぬオーラが必要です。器の大きい相手と共鳴する為には自身の器も大きくなければなりません。持って生まれたオーラもあると思いますが、そんな物よりも、生きて来た時間で育くみ、積み重ねて成長したこころの大きさこそ、その人間の器の大きさであると思います。
失敗を楽しめる器の大きさ
器の大きい人間は、負けることを想定した上で努力を積み重ねますし、負けることを苦に感じない、前向きで鈍感な神経の持ち主である事も必要な要素となるでしょう。
失敗しないこと=挑戦しないことであり、挑戦しないこと=成功しないことです。当然失敗しない人生こそ良い人生という考え方を否定するつもりではありません。1番避けて欲しいのは、成長しない失敗を繰り返してしまう人生ですが、失敗や敗北は成長の一環であり、経験値です。必ず貴重な教訓がセットになっているものです。失敗する度に落ち込んでしまう悪いクセはつけず、しっかり自分の失敗を分析し、足らなかった物は何だったか、次はどうすれば良いのかを考えてその後の人生に生かせればその失敗や挫折は、後の成功のための財産に転換することができるはずです。
自分の失敗を笑いに変え、他人にもフィードバックできる大きなこころの器をもった人間になりたいものですね。心に余裕のある人は失敗経験を全て前向きに変換し、人生を切り拓いていくでしょう。
ひとつめの強みを伸ばす事
お父さんお母さんの強みとは何ですか?と我が子に問われた時、『○○が得意である。』といくつ言えるでしょうか?
子どもが持つ個々の強みや得意分野を伸ばし、まずはひとつ目の自信を持たせて欲しいのですが、誰かより○○ができると言った観点で強みと自信を持たせるより、『○○が好きである。』と言う観点で個々の強みを伸ばして欲しいと思います。まずひとつを好きになり、得意な事に成り上がればまた次のきっかけが生まれます。得意な事は時間をかけてひとつひとつ熟成していく物です。自分の好きなことが増える度に向上心の根っこはどんどん太くなっていくでしょう。好きな事は伸びるポテンシャルの塊です。好きになる要因は、得意である事や面白いと感じる事ですが、それぞれのツボに入るポイントもそれぞれだと思いますので、大人の希望通りに子どもが何かを好きになる事は期待しない方が良いでしょう。
学力を強みにしたい?
もし学力を伸ばしたいのなら、勉強が出来る事を目指して取り組ませるのはやめておきましょう。そうではなく好きになる事を目指して取り組ませて下さい。そしてやみくもに偏差値の高い名門校を目指すのではなく、子どもが好きな分野の学問を徹底的に学ばせてあげてください。みんながそれをやってくれたら、それを国が後押ししてくれたら、日本の未来は永遠に発展し輝くのではないでしょうか…。
さておき、我が子を勉強嫌いにさせるのが得意な親御さんがいますね。嫌いにさせている大きな原因のひとつは、目に見えない親の期待とプレッシャーでしょう。子どもがのびのびと取り組める雰囲気を提供してさえいれば、良い成績を取れなくても、意味がわからなくても勉強する行為自体は楽しいはずなのです。楽しい=継続であり、中学受験などの成績の善し悪しは勉強を好きになるように育てて貰えた子とそうで無い子との差だと思っています。それは塾選びではなく、明らかに親の問題だと思うのです。
そういう意味では洗練されていると言われてきた日本の教育より海外の教育の方が発展し国が豊かになっている理屈が理解出来ますよね。学力向上のペースは、精神年齢と言語理解、空間把握力の成長により様々なのです。そういう個々の事情があるにもかかわらず、学力にタイムリミットを設け、今の社会が作りあげられてきたのです。勉強嫌いになる子どもたちが生み出されてしまうシステムになっているのは悲しいです。これからの時代は、学力以外の強みが豊かに生きて行く子育てと人材育成が出来る世の中になるといいですね。
喜びは自分、感謝は人、向上心は思い込み
自分で成果を出せた時、その都度支えてくれた親や家族、友人に感謝の言葉を捧げましょう。人生の主導は自分でも、自分の力だけで自分は存在できません。誰かの存在と様々な支えがあり、そこへ自分の努力を積み重ねて成功を手にします。太い向上心の根っこは、人と人との支え合いが作るものです。
そして、太い根っこを持った向上心は、人間のディープビリーフ(思い込み)により膨らんでいく強い信念の塊となります。何事も信念を持って継続できる事は有意義で幸せな人生へと繋がります。能力が高くなくても、向上心を豊かに持ち続ける我が子であって欲しいですね。
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