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【小学校受験】親の決定権

親が強い?子が強い?


子どもだまし、親だまし

 よく3~4歳の子のお母様に子どもが言うことをきかないと相談されます。答えは単純明快で「それを許している親が悪いのではないですか。」と返します。子どもは試行錯誤と駆け引きを繰り返し、親の反応を何通りも学習していき、効果的な方法を見つけます。1番簡単なのは、自分を世界で1番愛してくれている人だから自分がキレれば、自分の言うとおりになってくれるという因果関係を学習出来たときです。親を手込める事などちょろい物なのです。結局親も向き合う事より折れることが楽なので、かわいいからしょうがないと都合をつけて許します。味をしめた子どもは親をコントロールできるフラグを一瞬たりとも見過ごしません(笑)。相手は子どもですが、子どもだと思ってはいけないのです。親としての正しい対応は「人としてしっかり向き合う事」でしょう。
 聞きわけの良い子だけが全て【よい子】とは思いませんが、関わり方には気をつけておかないと改善する事は難しい場合も出てくるでしょう。4~5年どころか最悪親子関係に一生悩み続ける事すらあるのです。そもそも、『親に反抗する。』という行為は、そのほとんどが親に甘え、依存している行動である事に気づきましょう。原因は子どもの生まれ持った性質ではありません。親の優柔不断と事なかれ主義に墜ちていく事が原因なのです。子どもの思い通りに親が関わってあげると、それが当たり前の感覚となり、いずれ社会に出た時、我が子のまわりにいる他人が苦労の連続になってしまいます。他人ならばいつでも縁を切る事が可能です。良い人との縁が切れること、これこそが人生において最大の損失である事を教えてあげましょう。

親子関係に悩む家庭

 もちろん成長とともに多少の変化はあるかも知れませんが、幼少期に培われてしまった「ゴネれば自分の思い通り事が運ぶ」という感覚は必ずしも時間が解決してくれるわけではありません。生まれながらに甘えん坊さんな人は一生、甘えん坊さんであることが多いですが、長い時間親子関係に悩む方々のほとんどは幼児期の、このパターンからはじまっています。『いつ一線を引くのか。強引にでも親が決定を下し、それを貫き通し、受け入れさせる事の出来る親子関係の始まりをいつ作るのか?』それは早ければ早いほど効果が高く、遅ければ遅いほど改善が難しくなります。子どもがかわいいからと、子どものわがままを全て許すと、子どもが大きくなってから人間関係や親子関係で苦しむ事は明白です。一生親が全てフォローしてあげられるのなら良いのですが、とりあえず子どもが7~8歳になった頃には、既に容易な修正は不可能になるでしょう。小学校受験の良い所の1つに、まず親子関係を見直すチャンスを与えて貰えるところがあると言い切れます。小学校受験準備を始められたのなら、まず最初に自身と我が子との親子関係を客観的に見て、修正部分に気づく所から改善していきましょう。それが自立と精神年齢の向上に繋がるのです。

幼児期に親が優柔不断であることは、双方にとって不幸の極み

 一度決めたこと、強引に親の意見・考えを通す事、鬼に徹すること、例えそれが矛盾していてもその子にとっては、みんなで決めたルールを守る事の重要さや、社会に出てから世の中の、もっとおかしな矛盾を受け入れる強い心をつける上でも大切な経験です。親の威厳と信頼関係は幼児期から育てる事が重要で、なかなか後からは付けられないものなのです。捉え方によっては人の意見や忠告が聞ける、『素直に聞く耳を持てる力』は重要な非認知能力として、人生の強力な武器になると思っています。その意味でも、親が真剣に考えた上、『強引な決定権』は持って下さい。当然ですが、暴力や脅迫まがいの方法を取って押さえつける事の無いように。我が子は子どもですが、子どもである前に人権を持って生まれた人間です。
…しかし、無邪気な表情で甘えて来る我が子を見ると切り替えるのも難しいものですね…。
 心を鬼にする瞬間は、一体誰のために、どうして必要なのかをよく理解すれば、考えて適切な判断ができるはずです。

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