【小学校受験】子供の積極性を育成する9つのポイント
「我が子は消極的だ。もっと積極的になって欲しい。」そう思ったことはありますか?
幼児において、積極性がないというのは本来あるはずのない要素です。一見、やる気がないように見えて、実は恥ずかしい、自信がないといケースも。
お受験幼児教室で25年間延べ1500名以上の合格実績に導いた経験から、本記事では幼少期の積極性の育成について9つのポイントをお伝えします。受験の有無に関わらず、ぜひ多くの保護者の方に知っておいていただきたい内容です。
①なんでも『楽しい』をキーワードに
決してやる気がないわけではないのに、つい恥ずかしさや自信のなさが消極的に見えてしまう原因に。子どもの心は未熟です。ここで大人が焦って何とかやらせようというのは野暮なことで、とりあえず子どもの心に寄り添ってあげましょう。
積極性を幼少期から育成するためには、子供たちが自分の興味を追求し、新しい経験や挑戦に前向きに取り組む習慣を培うことが重要です。これらは、子供たちが自己肯定感を高め、積極的な態度を培うのに役立ちます。
良い子育ての共通点、キーワードは「楽しい」です。
子どもたちが楽しみながら新しいことに挑戦できるような環境と習慣を提供することが第1歩を踏むために重要だと思います。実際は簡単なことではありませんよ。
②子供の取り組みには笑顔で接する
当たり前ですが子供が努力し、挑戦に取り組んだときには、喜んでいる親の姿を見せるなど前向きな反応を見せてあげましょう。
子どもにとっての【親の笑顔】こそ一番ポジティブなフィードバックです。親の笑顔は積極性を育む基盤となります。
では、親自体がポジティブな行動を取れない場合どうするか?まあ、だいたい原因はいつもそこにあったりしますし、確かに親はポジティブなのになぜこの子ネガティブなんだろう?って言うのは決して珍しいことではない事だけは言っておきます。教科書に書ける問題ではないところがこの手の難しさです。【笑顔で見守る】【励まし続ける】という、1ミリ単位の努力の積み重ねがいずれ功を奏すと願って行きましょう。
③子供が興味を引く活動に取り組む
子供の興味を惹く様々な活動や趣味を見つけ、積極的にサポートしましょう。子供は自分自身で選んだ活動に取り組むことで、自己肯定感が高まります。
とは言うものの、人の興味は本人にしかわからない事だらけです。何を持って興味を惹くか、普通の子どもだましに反応する子の割合はおそらく7~8割で1~2割はマニアックな興味を示す子が確かにいます。だいたいそういう子は精神年齢が高いので、幼児レベルから脱却してあげる方法が効果的かも知れません。
中でも身体を動かす運動や自然に触れる活動はかなり高い確率で子どもの心に刺さります。子どもにとって実体験は無敵ですので色々体験をさせましょう。そして、【小さい画面の電子機器を寝転んで見る活動】は脳機能への悪影響が懸念されるため絶対にお勧めできません。ご注意を。
④目標の設定をする
小さな目標を設定し、それを達成することで達成感を味わえるようにします。目標は子供が挑戦的でありつつ、達成可能なものが理想的です。目標達成→達成シールを貼ってあげる。これの繰り返しができるといいでしょう。
個人差はあると思いますが、色々試して自発的に動く物を見つけましょう。ただし、目標設定の概念として『ご褒美』というカテゴリーは上手に使って下さい。本当のご褒美とは、自分の変化や成長を感じ、幸福感を得ることです。
⑤失敗を前向きに受け入れる努力を
失敗は成長の過程で経験する事であると理解させ、失敗から学ぶことの重要性を説きましょう。
人間は、失敗を成長のチャンスとして前向きにとらえる態度を育むことが大切です。失敗をしたらまず『チャンス到来だ!運がいいね!』と喜んであげましょう。愚かな親は子供の失敗を子供のせいにし、親の責任とは一切言わず、認めません。そういった場合、ほとんど親自身が自身の親にそう育てられていたはずです。深い闇があり、一朝一夕にすぐにどうにかなる事でもないので、ここは客観的に上から意見が言える我々講師の出番ですが、プライドの高い方には本当に手を焼きます。
失敗の数だけのびしろがあるという風に考えられる良い心の習慣をつけましょう。人間の性格は生まれつきの物ですので、この心の習慣が容易につく親子もいれば、かなり難しい親子もいます。私は講師として、親としてこの大切な心の習慣は言い続けて行きたいと思います。
⑥自己表現を奨励する
子供が自分の意見や感情を表現することを奨励します。自分の意志を明確にはっきり伝えることで、自信を持ち、積極的に行動することができます。
親子ゲンカの時はいつも親の論破で終わらせないように、子どもの感情にも共感してあげましょう。良い事と悪い事、家のルール、家族の方針など普段からその様なテーマを取り上げてじっくり向き合って話し合う関係の構築も大切です。特にいつも家にいない多忙なお父様はここぞとばかりに存在感をアピールするチャンスです。
⑦挑戦的な遊びを取り入れる
いつも簡単な課題では適度な反骨精神や粘り強さは育ちません。難易度が高めで、考える力や問題解決力を養うような活動(遊びやゲーム)を提供する。これにより、新しいことに挑戦する楽しさや意欲を高めてあげましょう。
すぐ諦める子もいれば、粘り強く挑む子も様々です。子どもがチャレンジャーなら放任主義でも勝手に育ちます。腰砕けなら過干渉の叱咤激励で常に子どもに向き合う親になりましょう。
⑧役割モデルをになって賢い親になる
積極的で前向きな役割モデルを示し、その行動を通じて積極的な態度を学ぶことができるようにしましょう。
幼児期における親や教師の存在は影響力が高いのでこれらの大人が積極性を示すことは大変効果的です。完璧な親や先生を演じる事は教育効果が薄く、子どもの前で失敗し、それでも果敢に再チャレンジする姿を見せる少し不器用に見える親こそ教育効果の高い親と言えます。賢い親はどうすべきかよく理解していきましょう。
⑨感謝の意識を育てる
感謝の意識を養うことは、全てにおいてポジティブな気持ちを育みます。毎日のささやかな事に感謝する習慣を身につけさせましょう。
『おいしいご飯をありがとう。』『今日も元気で大感謝!』そういうことです。周りの大人が心の中にいる神様やご先祖様、支えてくださっている友人や隣人の方へ感謝の念を抱き、言葉を捧げる姿を見せてあげることこそ、積極性を育成する究極の方法だと思いますよ。
【シンイチ先生からのお願い】
noteの♡マークはnoteのアカウントが無い方でも押せるのはご存じでしたか?
記事を読んで参考になった方、もっといろんな記事を読みたいと思う方は
積極的にスキ♡を押して頂けると大変嬉しいです。皆様のスキ♡を励みに更新を頑張りたいと思います。
進化し続ける幼児教室「アジュライトこどもスクール」
アジュライトこどもスクールの代名詞【精華塾】は、精華小合格率を開塾当初よりずっと70~80%を維持しております。精華塾コースの真の目的は、高確率で合格させる事だけではなく、中学受験で希望の中学に合格する地頭を作るため、幼少期から前向きに理系脳を育成する習慣を養う事にもあります。精華塾のペーパーは難しすぎるといろんな方によく怒られますが(笑)、おかげさまで2019年の1期生の中学受験から、灘・開成・筑駒レベルの合格者が毎年出る、個人経営レベルの小さい幼児教室としては大変珍しい存在になることができました。中学受験を意識されているなら、絶対【精華塾】がオススメです。
アジュライトこどもスクール
〒233-0001 横浜市港南区上大岡東2-2-20
AzuriteStyle株式会社
HP:http://www.azurite-school.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?