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【M&Aアドバイザー直伝】デューデリジェンスって本当に必要!?

【質問】デューデリジェンスって本当に必要!?

スモールM&Aアドバイザーの仕事をしていると今回のテーマのようなご質問を度々いただきます。

ここでデューデリジェンスについてのおさらいをしてみましょう。

【デューデリジェンスとは?】

「デューデリジェンスとは買収監査とも呼ばれ、売り手側から提供された資料に基づいて調査を行い、その会社の実態や問題点を監査すること」です。

M&A界隈の人間では、略して「DD(ディーディー)」と呼んでいます。

買い手側はあらかじめ、売り手側から提供された資料やヒアリングを元に買収可否の意思決定を行います。

買収可という事であれば、意向表明書を売り手に提出し、買収の意思を示します。

これを売り手が受け入れると、両者で基本合意書を締結するのですが、この時点では最終合意ではありません。

まだ中間点です。

M&Aの次のプロセスとして、売り手側から提供された資料が正しいか?ヒアリング内容に嘘偽りはないか?これから買収する企業の問題点はないか?などを精査しなければなりません。

そのプロセスが、デューデリジェンス(買収監査)なのです。

買い手側は、このデューデリジェンスの結果に基づいて、最終的な判断を下します。

小規模M&Aの場合、案件自体の金額感も高くはなく、少々リスクを被っても良いからデューデリジェンス費用を節約したいという方が多いため、今回のテーマのようなご質問をされるわけですね。

特に小規模M&Aの中でも、取引価額500万円前後のマイクロM&Aともなると、費用も時間も省略すべく、デューデリジェンスを実施しないという方もいます。

また、小規模M&Aの特性として、包括承継となる株式譲渡よりも事業譲渡の方が多いため、リスクを承継する可能性が低いと言うことも相まってこういった傾向が現れるわけですね。

しかし、案件価額が安いからと言ってデューデリジェンスをショートカットして良いものなのでしょうかね?

今回の投稿は、今現在M&A交渉が進行中でデューデリジェンスを実施するか否か迷ってらっしゃる方には是非、お読みいただきたい内容になっています。

と言うことで、今回は「【質問】デューデリジェンスって本当に必要!?」を解説していきます!

▼【小規模M&Aのリスクチェック】小規模M&Aデューデリジェンスプラン

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【質問】デューデリジェンスって本当に必要!?

では、【質問】デューデリジェンスって本当に必要!?を解説していきましょう!

今回解説するポイントは以下の4つです!!

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