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【書評】『人生論としての読書論』森信三

ー人生としての読書の価値、読書が持つ特別な力ー

人生にとって、読書というのはいかに必要欠くべからざるものであるかということを痛感させられた、人生論、あるいは読書論、両者の意味合いを複合的に兼ね備えた素晴らしい新たな論考であると感じました。

読書という営みを通して、人生にとってどれだけ、読書というものが大切なことであるかということを説いており、読書の意義というものをしっかりと明確化して、真の読書人としての人間像としての在り方まで考えさせられる箇所もあり、何度も納得させられます。

特に、私が本書を読み、気になった箇所があるのでぜひ引用したいと思います。

「真の読書とは、単に書物内容の知的習得だけではなく、それらを越えて、自己の人間的確立に資するところの大なることを、知らしめられるのである」P.142より引用。

これまでに、読書というものは純粋に読んで楽しめればいいものだと思いながら、読書を続けてきました。

しかし、楽しむ為の読書というのも必要ではありますが、教養を学び自己鍛練していく上では読書というものは非常に素晴らしいものであり、人類が発明した英知であると言っても過言ではありません。

読書を通して、人との交流の輪が広がったことは私自身、とても実感していることであります。

人生にとって、読書は必要不可欠な存在であり、自己を見つめ直す上で本書から学び得た読書論はこれからも大切な言葉として心の中にしまっておきたいなと思いました。


【参考文献】
『人生論としての読書論』森信三 致知出版社

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