【‘‘体感時間にみる時間学’’】
スマホを見ながら、ゴロゴロしていると時間が経つのが早く感じることが度々あります。
時間というもの、時間の概念について調べていると時間には二つの時間があることを理解しました。
それは、規則的な世界標準時間通りに進む物理的な時間と心の中の心理的な要因で時間が伸びたり、縮んだりする心理的な時間の二種類であります。
・物理的な時間=客観的時間
・心理的な時間=主観的時間
客観的時間というのは、誰しも平等に割り当てられている時間であり客観的時間を上手くコントロールして時間を伸ばすことは難しいですが、主観的時間である心理的な時間というのは自分の感情一つで時間の流れが早まったり、遅まったりと心理的な感情のコントロールさえ掴むことが出来れば時間を伸ばして好きなことに充てる時間が増える構造になっています。
こうした時間には、体感時間といものが関係しており、一川誠さんが記されました『体感時間は変えられる』という書籍は大変参考になりました。
時間を長く感じられるようにするコツは運動などによって身体の代謝を高めることであり、物理的な時間、運動時間を30分と規定した場合、心理的な時間では激しい運動を行うとまだ5分しか経っていないと物理的な時間と心理的な時間による差が生まれ、この状態がまさに体感時間が長く感じられているという現象が生まれます。
1日の周期において、心身の変動における‘‘サーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれる周期性があり、サーカディアンリズムに合わせることによって、1日の時間を有意義に過ごすことが可能になります。
起床時:注意力や記憶力を必要としない単純作業
午前:頭を使うような頭脳作業
午後:身体を動かし、代謝を上げる運動作業
夜・深夜:記憶力を必要とする作業、睡眠優先。
このように、サーカディアンリズムに合わせた作業を1日の流れに組み込むことによって、無理なく効率的に作業を行うことが可能であり、その分体感時間も長く感じられます。
体感時間を長くする方法としては、やはり物理的時間と心理的時間の差異を生まれさせ、時間の錯覚を起こすことが重要であることを学びました。
本書でも詳しく述べられている、1日の出来事を振り返る‘‘反芻時間’’の重要性や‘‘時間を伸ばすテクニック’’は体感時間を変える為のメソッドとしてはかなり役立つものだと感じました。
時間術に関するタイムマネジメントは書店に足を運べば、膨大な情報として本に記されていますが、こうした情報は本来、時間短縮して効率化を求めても自己満足に過ぎないものだと改めて考えさせられることがありました。
体感時間の仕組みを知ることで、認知心理学、時間の流れがどのように進んでいるのかということが理解出来ました。
余裕のある時間を過ごす為には、体感時間によって左右されるものであり、私たちは時間術、タイムマネジメントから体感時間の存在を知り、毎日を楽に生きる為にこれからも体感時間を意識していこうと思いました。
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