【書評】『書評の仕事』印南敦史

ｰ書評とは何か、書評の定義についてｰ

書評というものについて、私自身はこれまでに様々な書籍について本を取り上げて書評を行ってきました。

書評の第一の目的としては、本の内容をただ純粋に紹介したり、批評することが目的ではないということを学びました。

目的としては、読者の人に面白そうな本だと手に取ってもらう為であるのが書評の目的であるということが述べられています。

その為に、書評家という人に求められるものというのは、誰にでも伝わる書き方を実践し、共感をつかむ為に読者目線に立つことが重要な要素であります。

このことから、書評家という存在は個人としての書評のあり方を突き詰めるのではなく、客観的な立場、すなわち読者目線に立って取り上げる本を書評しなければいけないことを考えさせられました。

本書で紹介される、書評家にとっての視点や書評家の人が自分の文章を好きになる為のことなど、どれも参考になる内容のものばかりでありました。

noteにおいて、私自身がこれまでに書いてきた書評記事については、こちらの本から勉強になったことはたくさんありました。

今一度、‘‘書評’’というものの考え方を考える上ではとても参考になった一冊であり、書評についてより探求したいと思いました。

【参考文献】
『書評の仕事』印南敦史 ワニブックス PLUS新書