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[エッセイ]【文学に触れること】

ー私たちは何故、文学を読むのか?
文学を読むことの楽しさについてー

文学に触れること、それは私たちに大きな価値を与えてくれるものだと思います。

専門書や実用書などと違って、どうして私たちはこれほどまでに文学、あるいは小説を読むのでしょうか?

文学には直接的に、実生活に役立つことというものは記されてはいませんが、文学を読むことでしか得られないものというものがあります。

物語を読むことで、私たちの心は現実から乖離され、心は物語の世界へと憑依されます。

憑依された心と、物語の主人公の心はリンクされ、私たちは彼ら、彼女らが体験したことを疑似体験できるということは、文学、小説を読むことでしか体験出来ないことだと考えられます。

知識や経験というものを考える時、経験というものは実際に体験したり、物語を通して疑似体験をしたりすることで、生きる上での糧となる大切なものだと思います。

琴線に触れることで、これまでに気付かなかった価値に気付くことがあります。

文学というものは、非常に繊細なものだと感じます。

繊細であるからこそ、私たちが文学に求められることというのは、文学を読み解き、そこから得たかけがえのない価値を大切にして、その価値を磨いていくことが大切なことだと、私は考えています。

彩りを帯びた言葉によって紡がれた文章には、時に自分を救ってくれることがあり、そういったものは文学が持つ特別な力であると思います。

文学を読むことは、私たちの視野を広げてくれて、物語の中で登場人物たちと同じ世界を生きることが出来るという楽しさ、面白さというのが文学の魅力でもあると感じます。

ぜひとも、このエッセイから文学に触れる楽しさに気付くきっかけになれれば幸いです。


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