2020.10.04

涼宮ハルヒの消失を観てきた。

主人公があそこまで語りをすることが珍しいと個人的に思っている。
主人公の心情の変化が事細かに分かり自分の心に反映しやすかった。

観ていて心を揺さぶられたのが、最後の長門が図書館で本を読んでいるところだった。

あの長門はいつの長門なんだろうかと頭がフル回転した。


修復プログラムを打ち込まれる前にキョンから眼鏡がない方がいいぞと言われた長門の姿のままで、
まだ打ち込まれてないままある程度時間経った為図書館に居るのか、

今現在の世界で図書館通いしている姿でキョンにカードの作り方を教えてもらった事を思い出した長門か、

個人的に、完全に終結していないパラレルワールドの長門か
今現在の長門かどちらなんだろうかと考えていた。

表現について

ガラスに反射するところがしっかりと描かれているのもそうだが、反射角度を考えて描かれているのに驚いた。

ファミレスで古泉が笑うところが反射している所でわかることや、
キョンの自己解決パートでガラスの向こうから語りかける所など、
日常の一部だけではなく本心をさらけ出すことの象徴に使われ表現が細やかだと感じた。

光の色が季節、屋内外で変わったり、音が小さく流れたり無音だったり、本当に細かな表現に溢れている作品だった。

長門は眼鏡かけててもいいと思うんだけどなぁ...

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