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週末ちょっとだけニューヨークを離脱する②【ロードアイランド旅行記】

こんにちは、ニューヨーク在住女優、筒井あづみです。今回は、週末を利用してロードアイランドに行ってきた話を少し。

ロードアイランドとは島の名前ではなくて州の名前です。アメリカで一番小さな州です。ニューヨークからだと、ボストンに行くよりちょっと近いぐらいで、直行バスが出ています。片道3時間半で40ドルほど。

ロードアイランドは今回初めてなので、色々とリサーチしましたが、見どころはプロビデンスという町とニューポートという町のようなので、1泊して、それぞれの町で1日費やすことにしました。

プロビデンス行きの直行バスはニューヨークの Port Authority という大きなバスターミナルから出発します。この Port Authority、非常に巨大で、何百というバスが発着します。バスを運行する会社もたくさんあります。今回使ったのは Peter Pan Bus というバス会社ですが、こちら予約した際にバスの発着ゲート番号は教えてくれません。ですので、早めに行ってゲートを探しに行くのが鉄則。Peter Pan Bus や Greyhound Bus と言った長距離のバスはまずそのバスのチケットカウンターやオフィスを探すのがベスト。そこまで行けば掲示板にゲート番号の案内が書かれています。

今回はプロビデンスに1泊することにしました。バス停から歩いてすぐ、ダウンタウン(町の中心地)にある Courtyard by Marriott ホテルに滞在しました。こちらは全米にあるビジネスホテルですが、ビジネスホテルの方がアメニティや便利なサービスが充実しており、どこも一定のクオリティを保っていて値段もお手頃なことから、私は旅先でビジネスホテルを選ぶことが多いです。ちなみにアメリカのホテルには歯ブラシはついていません。が、ビジネスホテルだとフロントに聞けば無料でくれる場合も。もしくはフロントの横にちょっとした売店があって、そこで買える場合もあります。

着いた日はプロビデンスの町をのんびり散策。プロビデンスの町には Brown 大学というアイビーリーグの名門校があります。キャンパスは誰でも入れるようになっていて、学生たちは芝生でスポーツなどを楽しんでいました。

プロビデンスは小さな町ですが、移動手段に電動スクーターがあります。これ、アメリカの都市では時々見られるのですが、ニューヨークにはまだありません。アプリを利用して、道端のあちこちに乗り捨てられている電動スクーターを探し、アプリでそのバーコードを読み込むだけで利用できます。私が利用したのは Spin という会社のものでしたが、アンロックするのに1ドル、そのあとは1分 0.15~0.39ドル(場所によって違うらしい)と非常に安く利用できます。乗り捨てオッケーなので、通行の邪魔をしないところならどこにでも停められます。

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電動なのでけっこう早い!そして楽!ニューヨークでも使えるようになればいいのになぁ。

さて、私がプロビデンスを訪れた日は WaterFire というイベントが開催されていました。街中を流れる川の水面上にかがり火がいくつも設置され、夜になるとそれが点火されて、幻想的な風景が楽しめます。

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さて、翌日は少し離れたニューポートという町へ。こちらは海沿いのリゾート感のある町で、昔からお金持ちの人々が豪邸を建てたことで知られる町です。豪邸は今一般に公開されており、見学ができます。

プロビデンスからニューポートへは路線バスを利用しました。なので、片道2ドル。ただし1時間以上かかります。

ニューポートの街中散策にはウーバーを利用すればいいやー、と気軽に考えていましたが、実際ニューポートに行ってみると、ウーバーがいない!というわけですべて徒歩でまわりました。

まずは海沿いの Cliff Walk からスタート。バスを降りた場所から徒歩で30分ほど。その道をさらに30分ほど南に下り、The Breakers というお屋敷を見学。こちらはヴァンダービルトさんという、鉄道で財を成した人のお屋敷。

次に、そこからまた20分ほど歩いて The Elms という別のお屋敷を見学。このあたりは Gilded Age というアメリカの経済成長率が非常に著しかった頃に建てられたものが多いので、とにかく派手。豪華。

ちなみにこういった豪邸は他にもいくつかありますが、そのうちの好きなもの2つを選んで見学できるコンボチケットなるお得なものもありますので、ネットでチケットを入手しておくのが便利かと。

さて、ニューポートに来たらやっぱりシーフードを食べないと。ロードアイランドやボストンのあたりはニューイングランドと呼ばれる地方で、ロブスターやクラムチャウダーが有名。今回は The Black Pearl というお店でクラムチャウダーをいただきました。

もう少しゆっくりしたいところなんだけれど、ニューヨークに帰るバスはプロビデンスからしか出ていなくて、最終バスに絶対に間に合うようにプロビデンスに戻らなければならない。ウーバーという最強の移動手段を封じられた今はニューポートからの路線バスしかなく、遅れたりするのは十分考えられることなので、かなり余裕を持ってプロビデンスに戻ってきました。

というわけでかなり弾丸旅でしたが、ちょっとした週末の Getaway にはちょうどいい距離でした。

ニューヨーク近郊の町は行きつくしたよーという人はぜひロードアイランドに行ってみては。

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