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赤ちゃんの心臓が止まったと、わかった日のこと.1/25

今日は、ほろよい を飲みながら。妊婦じゃなくなってから、ほろよい にハマってます。産後、弱いお酒で酔えるようになってます。産前と産後の身体のことも書きたい。
(妊娠するまではウィスキーにハマってました。お酒についても書きたい)

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ここからは長くなりますが、あの日の大切な1日の出来事を書きます。温かく見守っていただけると、うれしいです。

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2020/1/25(土)、赤ちゃんの心拍がないことが、わかりました。
妊娠21週4日でした。妊娠6ヶ月です。

定期妊婦検診で心拍が確認できず。
へその緒に大きな捻れが起きて、血流が止まったのだろうということでした。

あとから知りましたが、その状態を「臍帯過捻転(さいたいかねんてん)」と呼ぶそうです。赤ちゃんがお腹の中で活発に動き回ることで起こってしまうことがあるそうです。
1/20に出血で診察を受けた際には問題ありませんでした。数日の間で、急に、起きてしまうことなんですね。

この先は、この日の日記の内容です。

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2020/1/25 21w4d 辛い。悲しい。今までに経験したことのない大きな悲しさ。涙が出る。夫くんも辛いよね。泣いちゃうね。へその緒に問題が起きてしまったみたい。そもそもの原因はわからない。出産が早まっちゃったなあ。

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※この先、細かく書いています。フラッシュバックする方など、心に波が立つ方は、飛ばしてくださいね。

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10:00
夫くんと一緒に検診へ
まず心エコーを受ける。心拍が見当たらない。
助産師「今の向きでは心臓が見えにくいので、時間をおいて、見てみましょう。先に先生の診察を受けましょう。」
一気に不安に。

不安に襲われながら、診察室へ。
副院長、助産師さんが来る。ずっとお世話になっているコンビ。少し安心するも、このコンビってことは、大ごとか…っと覚悟する。

…やはり動いていない。

副院長「…なにかしらのトラブルがあったようで…赤ちゃんの心臓が止まっています。胎盤も羊水も正常です。恐らく…へその緒が絡まるなどのトラブルがあったと思われます」
へその緒の位置でエコー画像見ながら。
私、涙が流れる。

椅子に座わり、この後の処置の話を受ける。ずっと涙が出てる。
副院長「お腹も柔らかいし、痛みも出血もないので、今日は一旦帰って、明日の朝から入院しましょう。出口を広げてあげる処置をして、お薬を使って陣痛を起こして、出産してあげましょう。早く出してあげることは、お母さんの身体にも赤ちゃんにとっても必要なこと。また妊娠できるようにしてあげるためにもね…
なにか聞いておきたいことはありますか?」
私 今はちょっと、よく、わからないです
副院長「そうだよね。急だもんね。わたしたちも年に1-2回はこういう話をしなきゃいけないときがあります。1000人に1人くらいです。苦しいのだけど、その人たちも、この次には元気な赤ちゃんを産んでいますからね。」
優しくゆっくりとこちらを見て話してくれる。涙が流れる。

感染検査のため血液検査、採血。
(赤ちゃんの組織が母体に逆流し、毒素が回ってしまうことがあるようです。)
助産師さんより、入院のこと、出産後の役所関係や火葬のこと、など説明を受ける。一旦、頭だけ冷静になって質問はできた。涙は出る。
血液検査は異常なし。一旦帰宅。

13:00
コンビニでお弁当を買い帰宅。考える前にまずは昼食を済ませる。
13:45
父へ電話。(母は他界しています)
報告と、入院に必要な保証人の自筆サインをお願いするため。
報告するために、言わなくちゃいけないんだけど、泣いちゃって言えない。
父 うん、どうした
私 うん…あのね…赤ちゃんダメだったの
父 …そうか…そうか…うん
 仕方ないんだ、わからないもんなんだ
 お母さんも1度ダメだったんだよ、お兄ちゃんの次、お前の前だ
 お前は悪くないんだからな

15:30
実家到着
父 ん、まずは書くものを
 こういうことは、あることなんだよ
 仕方ないんだ
 へその緒か、〈叔母〉の最初と同じだなあ
私 ね、なにもできないね
父 なにもできないんだ
私 まずは明日から入院して出産する
父 (夫くんを見て)よろしく頼みます

祖母 へその緒かぁ…〈叔母〉と同じださぁ
 泣くことないのよ…
私 涙が出ちゃうんだよぉ
 (目が赤い祖母、泣く祖母初めて見たかもしれません)

16:30
赤ちゃんのお洋服を買いに。できれば着させてあげたい。
ベビー服やベビー用品を見て、夫くん涙止まらない。私も辛かった。
真白のドレスを購入。包んであげるタオルも。綿100%を。

17:30 帰宅、入院準備
18:00 外に夕食へ
あぁ、もう生モノ好きなだけ食べられるんだ、お酒も飲めるんだ…そんなことをふと思うと、涙が出る

20:00 帰宅、入院準備
21:00 入浴、大きなお腹…
22:00 アップルパイ食べる(この日は来客予定がありそのために買っていました)
23:00 ベッドへ
夫くんと泣く
 妊娠わかってから4ヶ月いろいろあったね
 引越したし悪阻もひどかった、いろいろあったね
お腹の中の子と、3人で一緒のお布団で寝るのはこれが最後
1:00頃 疲れて、眠る

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この日の日記はここまで。

長い長い1日でした。
診てもらった副院長は、妊娠前からお世話になっている先生です。
信頼している先生からお話を聞くことで、このことを受け入れるのが、早くできたと思っています。
それでも、悲しいものは、悲しいのですが…。

父、祖母には また次つくればいい という言葉もかけてもらったけど、この日は全く聞き入れることができませんでした。だけど、家族に話すこと、話して泣くことは、受け入れるために必要なことだったと思います。おかげで受け入れることがわりと早くできたと思っています。

今では、日々なにかに声を出して笑うこともありますが、今でも、心が激しい波に襲われて、思考がぐちゃぐちゃになることは、稀にあります。そういうもんですね。日記は読み返すことができるようになりました。

暫くしたら、この次の日の、入院した日のことを書きたいと思います。
少しずつ、少しずつ、心の整理をしていきますね。


次の日のことです。


読んでいただきありがとうございます!支えられてます!