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【特別支援教育】障害者手帳は取得すべき?(1)

みなさん、こんにちは。
発達障害の子育てをオーダーメイドする10分間おうち療育®️クリエイターのあづみです。

[プロフィール]
・高校生の頃に障害者児・者の福祉に興味をもち、それ以降「見えない障害」についての学びを深めている
・教える仕事歴25年以上の小学校教員
・2歳から成人の方まで、教えることができる
・発達障害のオーダーメイドおうち療育「10分間おうち療育®︎」を提供
・東京新聞、日本経済新聞、日経産業新聞に掲載

現在はすべての事業を停止しています。
理由やこのnoteのあり方などは、以下の記事にまとめてあります。

産休・育休代替教員として新たなスタートを切った矢先のこと。

ある教員とのお話の中で「障害者手帳」について触れる、といってもかなり核心的なお話をお伺いすることができました。

これまで、特別支援学級の担任を10年ほどさせていただきましたが、ブランクがあったせいか、その感覚は私の頭の中からすっぽり抜け落ちていたことでした。

「これは大変重要なことだ!」と正直焦りを感じてしまい、こうしてnoteに遺すことにした次第です。


保護者の方にもお勧め記事ではありますが、私はぜひとも私と同じように特別支援教育に携わっている方にこそお伝えしたい、という気持ちがあります。

それが記事の節々に出ているかもしれません。

そのようなことをたのしみながら、この先の記事内容をご覧いただければと思います。


お話を続ける上で、私から皆さんにご存じいただきたいことがございます。

私がお伝えしている「事例」のほとんどは、ある特定の人物やできごとの事例ではなく、これまでに私が出合ってきた事例を統合したものです。
ですから、フィクションでもありノンフィクションでもあります。
あらかじめ、ご了承ください。


1.障害者手帳取得に対しての保護者の方の不安

療育機関で療育を受けたい場合、障害者手帳の取得は必須ではありませんよね。
逆を言えば、障害者手帳があるからといって、療育を受けなければいけないというわけでもありません。

また、学校教育でも同様です。
障害者手帳があるから支援級/支援学校で学ぶことが適している、というわけでもありませんし、また手帳がないからといって通常の学級に在籍できない、というわけでもありません。

ですから、一つひとつが独立していますので、そのサービスを利用するかどうかは、ご本人と保護者様次第だ、ということです。


私がこれまで関わってきた保護者様の中で、障害者手帳の取得を迷われている保護者の方全員がご心配なさっていることがあります。

それは何かというと・・・・

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