息子との会話

父、日本人50才 息子、日露ハーフ 小学校6年生 12才

息子:ねえ、ロシアとウクライナって戦争になるの?

父:ならないよ

息子:でも、ニュースとかすごいじゃない?大丈夫なの?

父:大丈夫とはいえないよ

息子:戦争になるって、ほら

父:もし戦争するとなると、ロシアVSウクライナの戦争に見えるけど、事実上ロシアVSアメリカの戦争だと理解して

息子:ええなんで?

父:ロシアとアメリカの覇権争いの一つだから

息子:覇権って、でもウクライナが危ないじゃない

父:今回はもし戦争が起きるとなると、ウクライナが戦場になるってことだよ。80年くらい前に日本とアメリカが戦争したでしょう?戦場がインドネシアやマレーシアだったりしたじゃない。自国で戦争が起きるとは限らないでしょう?

息子:でもウクライナ軍が戦うんでしょう?

父:そういうことになるけどね、戦争になるときにはそれぞれの国の歴史とか背景をみないと
息子:どんな歴史?

父:まず、喧嘩の原因だよね。アメリカはロシアが7・80年くらい前、ソビエト時代の時にNATOという軍事同盟を作ったんだ、ソ連の軍事力が強いからアメリカだけでなく、イギリスとかフランスとかヨーロッパの強い国に仲間にいれて、「一緒にソビエトと戦いましょう」って。

息子:で?

父:仲間が増えて、ヨーロッパの西側の国がほとんど参加することになったんだ。それで、1991年にソビエトが崩壊した後、ロシアになってもこの組織は生きているんだ。

息子:なんで?

父:ロシアが怖いからだよ、30年くらい前までチェコとかポーランドとかソビエトの仲間だったんだ。でも、この数十年の歴史を見てもわからないけど、18世紀頃からロシアが強くなって、ヨーロッパの東側の国は「いつロシアがせめてくるかわからない」という気持ちがあったんだ。それで、ソビエトが崩壊した後に、これらの国は「やっぱソビエトやロシアじゃなくて、西側のヨーロッパの仲間になった方が得するし、ロシアが攻めてきても守って欲しい気持ちが強かったから、NATOを解散せずにそのまま残ったんだ。

息子:で?

→ 続く


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