ルロロマニックからやってきた悪魔 ベリーとチェリーを徹底解説&考察!【シナモロール】
6月6日はベリー君の誕生日!
今回はシナモロールのスピンオフ作品であるルロロマニックのベリーとチェリーについての考察&解説をします!
◾️シナモロールの反対の世界、ルロロマニック
シナモンやフレンズ達が住んでるシナモロールの世界の反対にある不思議な世界ルロロマニック。ルロロマニック(Lloromannic)とはシナモロール(Cinnamoroll)をスペルで逆さまに読んだもので、2つの世界は鏡を通じて繋がっています。
イタズラをすることはクール。怖いものはとってもキュート。
そんな全てが逆さまになった世界のお城で、魔王に仕える悪魔ベリーは掃除や洗濯などの仕事をしながら魔法の勉強をしていました。
■ベリーが渇望するもの、それは友達。
ベリーには友達がいません。
いや、友達が作りたくても全てが逆さまのルロロマニックではおそらく人口も逆さまなので鏡を通じてシナモロールの世界に行かなければなりません。
しかし、中世時代のシナモロール世界の人々はおそらくベリーのことを恐れて友達になるどころでななかったと思われます。
何故ならシュクル王国の人々は"信じるココロ"を失っているからです。
皆さんは"信じるココロ"と聞いて何を思い浮かべますか?
自分を信じる、他人を信じる、友達を信じる、仲間を信じる、夢を信じる、魔法を信じる等々……
おそらくシュクル王国およびシュクルタウンの住民はそれらの全ての"信じるココロ"が高まった際に魔法や奇跡を起こす事ができるのですが…
ポロン(シナモンの姉)曰く皆信じるココロを失ってしまってることが判明してます。
シュクル王国(タウン)の人々が"信じるココロ"を失ってしまった原因はおそらく黒い雲一族。
黒い雲一族の王子キャビティとその手下達はベリーと似た特徴を持っています。
さらに黒い雲一族はエクレア(フランス語で稲妻を意味するお菓子)を子供に食べさせることで手下の悪魔に変える事も……
仮に黒い雲一族が王国の人々を騙し、悪事を働いていたとなるとベリーの姿を見て友達になりたいと思う人などいなかったでしょう。
ベリーはみんなと友達になりたかっただけなのにシュクル王国(タウン)の人々は見た目だけでベリーを悪だと決めつけ追い返されたと思われます。
彼が魔法でぬいぐるみの姿に化けるようになったのは少しでも自分を受け入れてくれる人が現れることを願っての事かもしれません。
■ベリーとチェリーの出会い
ある年の9月9日にベリーは友達を召喚する魔法のレシピを見つけます。
さっそくレシピを試すのですが
鍋に入れる砂糖を塩と間違えて使ってしまい、辛口な女の子が召喚されました。
その子はベリーと同じく、悪魔のチェリー。
どうやら白馬の王子様を探してるようです?
『誰よアンタ!王子様に会わせなさい!!』
出会って早々に牙の生えた花に噛まれたり、斧で攻撃されたりと散々な目にあったベリーですが意外と気が合ったみたいでチェリーと一緒にイタズラをしにシナモロールの世界に行くようになります。
ちなみにチェリーの誕生日は9月9日となってますがルロロマニックの悪魔の誕生日は魔法で召喚された日のことらしいです。(ベリーは魔王様に召喚された日?)
■マスク・ド・シナモンとエスプレッソ仮面
友達を作るため、王子様を見つけるため、お互い違う目的で現実世界にやってきてはイタズラを繰り返すベリーとチェリー。
そんな2人の前にマスク・ド・シナモンとエスプレッソ仮面と名乗る謎の二人組が現れます。
これがシナモンとベリーの初対面かと思いきやマスク・ド・シナモンは何故かベリーの名前を知っていました。
エスプレッソ仮面はシナモンがよく読んでる雑誌"ちびっこマンガ"の表紙にも登場しており
カプチーノのご先祖様のマルチーノが描かれたこともありました。
つまり、"ちびっこマンガ"で連載しているヒーロー漫画は中世シュクル王国時代の史実を元にした漫画とも考えられ、上記のルロロマニックデビュー当時に掲載されたいちご新聞の漫画は中世の時代の話と考えることもできます。(普通にフレンズ達が表紙になってることもあるので根拠としては微妙ですが…)
実は未来のシナモンとエスプレッソがベリーとチェリーを助けるためにやってきた…
とかだったら熱い展開かもしれません…!
■現代のエスプレッソとの出会い
ベリーとチェリーがエスプレッソと出会った時のエピソードは【シナモンのデザイナー降臨!】みゆきおねえさんにインタビュー!にて明かされました。
ベリーが道に落ちている小銭を拾おうと飛び出した時、高級車がキキーッと止まってエスプレッソが『道路では気をつけなよ』的なイケメンな言動をしたのをみてキュンとしちゃったらしいです。
この時にチェリーは『まさかあの方がエスプレッソ仮面様の正体じゃ…!?』なんて思ったのかもしれません……!
ルロロマニックの2人が住んでる?館はエスプレッソの家の隣の古い洋館にあります。
子供達はそこをお化け屋敷と呼び、その洋館にはむかし異国の王族の末裔が住んでいて、夜な夜な絢爛豪華な舞踏会が開かれていたとか…
■シナモンに嫉妬したベリー
ベリーがシナモンを初めて知ったタイミングがいつなのかは不明ですが、ベリーとチェリーがふわふわ♡シナモンに登場してないことから推測するに漫画の後なのは確定です。
遠いお空の上からやってきたシナモンがフレンズ達と出会い……
シュクルタウンに暮らすようになって……
シナモンの夢を叶えてあげたいとフレンズ達が願い、みんなの夢が一つになり……
カフェ・シナモンが再オープンし、大人気になった頃の話。(カフェ・シナモンが一度閉店していた説は考察で、公式で明記された訳ではありません。)
最初からみんなの人気者というわけではなかったシナモンですがベリーが初めて見たシナモンはみんなから好かれていて、たくさんのお友達に囲まれていて…
ベリーは素直で友達想いなシナモンの姿を見て嫉妬。
本当はシナモンと友達になりたかったのですが、天邪鬼な気持ちからシナモンをカフェから追い出して、そこに自分が住んで美味しいものをたらふく食べるという歪んだ夢を抱くようになります。
この話とは別の物語の事になりますが、チェリーの方も"体験型AR謎解きゲーム〜シナモンと王国の鍵〜"のセリフから察するに楽しそうにしているシナモン達が気に食わなかった気がします。
自分の知らないところで一方的に恨まれることになったシナモンについにベリーの魔の手が迫ります。
その物語は"Cinnamon Trip!!"および"シナモンのせかい旅行"にて描かれました。
■ナイトメア†キャッスル
"ナイトメア†キャッスル"はシナモロール10周年記念アルバム"Cinnamon Trip!!"に収録されたルロロマニックの2人のキャラクターソング。
シナモンの大切な宝物がフレンズ達との思い出であることを見抜いていたベリーは行きたい場所へ自由に行ける魔法のパスポートが入った手紙をシナモンに送りました。
シナモン達は騙されているとも知らず、魔法のパスポートを使って世界旅行をしますが…
パスポートのスタンプが一杯になった時に突然稲妻が走ります。
ベリー&チェリー『さあ!約束通り、思い出パーティの"まくあきです"!』
シナモン&フレンズ『だ、誰!?』
"まくあきです"逆さまにして読むと
すてきあくまの 思い出パーティ。
いきなり現れた身も知らぬ2人にフレンズ達は旅の思い出を奪われ、シナモンだけ記憶を残したまま取り残されます。
目的はおそらく1人だけ記憶を残したシナモンが悲しむ様を見て嘲笑うため。
イタズラの悪質さからも最初は本気でシナモンを追い出すつもりだったのかもしれない。
しかし、シナモンの仲間を想うココロの力によりフレンズ達は記憶を取り戻しベリーの作戦は失敗に終わります。
■その後のベリーとチェリー
シナモン公式Twitterが始まった2014年
ベリーはシナモン達の声をいつも届けてくれる鳥さんを捕獲し、アカウントを乗っ取る?イタズラをします。
自分よりも有名で人気者のシナモンにむしゃくしゃしてカフェの厨房にあるお菓子を食い尽くそうとしますが……
そこにはなんとベリーへの誕生日ケーキが置かれていました!
その後、素直に『ありがとう』と言えないベリーは『うとがりあ(逆から読め)』と鳥さんに伝えてから鳥さんを解放してあげました。
ちなみにその年のチェリーの誕生日ではエスプレッソがチェリーの願いを聞いてパーティを開いてくれました。
さらにベリーは2015年の誕生日にはシナモンからお揃いのリュックを貰ってます。
自分達を嫌ったり拒絶するどころかシナモン達は逆にベリー達のことを受け入れて仲良くなっていきます。
かつての2人からしてみれば信じられないようなことだったと思います。
しかし、心の中で2人は懸念を抱いていた気がします。
シナモン達が自分達を受け入れてくれたのはぬいぐるみの姿に化けてるからだと。
ですが2019年の投稿でシナモン達は本当の姿の2人と笑顔で接しているのが目撃されています。
■己が渇望するものを得たベリー
2017年にベリーはかつてチェリーを召喚した時に使った魔法に近い方法で己が渇望するものを得ようとしました。
その時にベリー『世界を手中におさめる』とかまるで黒い雲の王子のようなセリフを言ってるのですが……
召喚されたのはシナモンとフレンズ達でした。
ベリーは未だにシナモン達のことを好きだとは認めてませんが既に己が渇望する者を得ていたのです。
■最後に
2023年になった今でもベリーとチェリーはイタズラをし続けてます。
それはルロロマニックの世界ではイタズラはクールな事でベリーが中々素直になれない性格なのもあると思いますが、長い間トモダチがいなかったからどう接すればいいのかピンとこないというのもあるでしょう…!
そんな2人の"すてきあくま"がこれからもずっとシナモン達と大事な思い出を作っていくことを願って…!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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