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シナモンの姉"ポロン"を徹底解説&考察!【前編】 シナモンとフレンズの絆のストーリー 漫画"ふわふわ♡シナモン"編【シナモロール】

サンリオの有名なキャラクター"シナモン"
そんなシナモンと仲間たちの登場するシナモロールには実は面白い設定がいっぱい!

今回はそんなシナモロールの世界観を知る上で重要なキャラクターである子犬の女の子"ポロン"とそれに関するお話をします!!

■ポロンちゃんって誰?

サンリオ公式サイト シナモロール お友だち より

ポロンちゃんは2014年に初登場したシナモロールの中では比較的新しいキャラでシナモンの姉です。

さらっと言ってますがこれは小説"シナモロール シナモンのふしぎ旅行"の最後に明かされる事実。

しかし現在では公式Twitterで普通にネタバレしちゃってます。

そう語るのはシナモンのお友達のユニコーン"コルネ"

上記のツイートによるとどうやらシナモンはポロンが自身の姉であることを知らない!?
しかもシナモンよりもずっと前にうまれたらしい!?
一体どういうこと!?

■ふわもこ雲族って何?

シナモンは遠いお空の雲の上でうまれた子犬の男の子です。
父親は太陽、母親は青空。
そんなシナモンはうまれたときからたくさんの兄弟がいました。

シナモン以外はみんな雲の見た目です。
シナモンだけが子犬の姿をしていて他の兄弟達と比較して自分だけが違うことに悩んでいました。

1人だけ姿が違う、飛べない、形を変えられない。
そんな自分が悔しくて悔しくて…沢山特訓してシナモンは飛べるようになったのです。

ここまでのお話を読むことでシナモンが子犬の姿をした雲であることがわかると思います。
ふわもこ雲族とはシナモンを含む雲の一族の総称なのです。

あれ?ポロンちゃんは!?と思った方がいると思いますがポロンちゃんも"ふわもこ雲族"です。
そしてシナモンがポロンと出会うのはシナモンが地上に降りてから、それはまだ先のお話なのです。

■黒い雲一族とシナモンとフレンズの絆

空を飛べるようになったシナモンは地上に降りて大切な友達ができます。
その友達とはカプチーノ モカ シフォン エスプレッソ みるくの5人、通称シナモンフレンズのことでシナモンは2022年のシナモロールブルーイルミネーションライブでも大切な宝物はフレンズのみんなだと語っています。

シナモンフレンズとはシナモンとカプチーノ モカ シフォン エスプレッソ みるくの6人のことを指します。

シナモンとフレンズの絆が固い理由は沢山ありますがその中でも特に漫画"ふわふわ♡シナモン"に登場する黒い雲一族の王子、キャビティにシナモンの特別な力が狙われたことと関係が深いです。
キャビティは黒い雲一族の王子でそれまでシナモンを捕らえるためにフレンズ達を誘拐したり人質にしたりしていました。
黒い雲一族、ふわもこ雲族とは別の雲族が漫画に登場していたのです。

フレンズ達はキャビティに自分の特別な力を狙われ他者との比較に悩むシナモンを受け入れ、自分達の身に危険が及ぼうとシナモンと一緒にいることを選びました。
シナモンフレンズの絆が深いのには実はそういった過去があったからなんです。

シナモンの特別な力とは……?
フレンズは空を飛べることを話していますが……

ある年の冬、シナモン達は街の小さな占いの店に行くのですがその時に占い師からキャビティが自分を狙う理由がシナモンが持つ『特別な力』を狙っているからだと聞かされ、それをきっかけにシナモンは地上に降りる前のように他者との比較で悩みます。

そんなシナモンの心境の変化を察したフレンズ達は
シナモンに優しい言葉をかけました。

しかしシナモンは心の奥底でその悩みを拭いきれていませんでした。
キャビティから襲撃予告を受けたシナモンは皆に迷惑かけたくないとフレンズ達に黙って家出をしてしまいます。

この場面のエスプレッソのセリフからもわかるようにシナモンは自分よりも人のことを1番に考えてつっぱしてしまうタイプなのです。

シナモンを見つけるためフレンズ達はシナモンとの思い出の絵を描いて街にそのイラストのポスターを貼りました。

一方家出をしたシナモンは大好物のシナモンロールの味さえもわからなくなるほどに弱ってしまい……

街でフレンズ達の描いたポスターを見つけたシナモンは泣き崩れてしまいます。
でもみんなに迷惑をかけられないからとその場を離れようとします。そこにキャビティが現れ……

ポスターをバラバラに引き裂きシナモンを黒い雲の仲間にしようとします。

キャビティはシナモンのパワーで『全世界を支配できる』と話しています。
これはデタラメを言ってるわけではありません。
というのもシナモンは本人の自覚無しに魔法を何度も発動してきたからです。

■魔法を無意識に使うシナモン

シナモンが実は凄い力を秘めてる例を挙げるとエスプレッソが小さころに貰った宝物のギターに関する話があります。

鍵がなくてケースが開かないのですがそこにシナモンが触れると……

なんとケースが解錠してギターが勝手に動き出し……!?

演奏することで変身できる魔法のギターに変えてしまったのです。

他にもモカの家の花達とテレパシー?で話せるようになったり
シナモンが作ったクッキーが急に歩き出したりシナモンは過去に何度も超常現象をおこしてます。

シナモンが魔法を発動するのは"ふわふわ♡シナモン"に限った話ではありません。

10周年の時にはモカの誕生日に作ったケーキに飾ったお菓子のうさぎさんが動き出したり……

15周年の時にはキッチンカーをシナモンの形に飾り付けしたのですが
その"シナモロールわごん"に魂が宿った?事もありました。

これらの現象はサンリオのファンシーな世界観だからで済ませることは出来ません。
なぜならシナモンの住む街、シュクルタウンの人々は魔法の存在を信じていないからです。

エスプレッソもシフォンも最初は魔法を信じていなかった

■キャビティとの戦いとシナモンがシュクルタウンに住み続ける理由

フレンズ達がシナモンを助けるために魔物が住む洞窟に行ったと聞いたシナモンはみんなを助けるためにその洞窟のある森へと向かいます。

すると花火が打ち上がって……

花火はフレンズ達からのシナモンへのメッセージでした。

自分が近くにいるとみんなに迷惑をかけてしまう。
それで仲間のことを信じられず黙って家出したのにも関わらずフレンズのみんなはボクと一緒にいることを望んでくれた。

こんなボクを受け入れてくれる

シナモンがシュクルタウンにフレンズ達と暮らし続けるその理由は
みとめてくれる みんながいるから。

お互いに信じるココロを持ったシナモンとフレンズ達は眩しい光を放ちついにキャビティを倒します。

『雲だから、またどっかで復活するよ。』
シナモンのそのセリフから雲族は決して死ぬことがないとも捉えることできるわけで……

こうして深い友情で結ばれたシナモンとフレンズ達。

しかしそんなシナモンとフレンズ達のお互いに"信じるココロ"が失われてしまうかもしれない出来事が後に起こります。
それは小説"シナモロール シナモンのふしぎ旅行"にて語られます。

ここにきてついにポロンちゃんが登場!
記事のタイトルに書かれているのにほとんど解説されなかった彼女。

でもここまで話したこと全てがポロンちゃんに関連している事なのです。

小説の詳しい内容と解説、考察については
次回『シナモンの姉"ポロン"を徹底解説&考察!【後編】 小説"シナモンのふしぎ旅行"編』をどうぞ!


ここまでお読みになって頂きありがとうございました!!


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