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保育園の自粛要請or原則休園の決断で感じている、コロナ中andコロナ後の世界のこと。

 医療従事者のお子さんに保育園で偏見が、また保育士さんの心労にも限界が、とのニュースが続いています。学校休校当初から、医療従事者からも、一緒に預けている他の親御さんからも、保育園さんからも、それぞれの立場からの不安と心配の相談を受けてきました。
どの方も本当に苦しいです。





 現在当区は保育園に対し強めの原則自粛とはしていません。開設を続けるも自粛強化も、どちらの方針を区が取っても多大な影響の出る方が必ずいる大きな判断でした。長期化する傾向が見られた中、区担当者も苦渋の判断だと思います。一方で幼稚園は預かりは開設、授業は閉めています。
 決断、というのは極めて重いものだし、近くで見てる限り端から見えているよりも遥かに悩み考えて決定してます。「ニュースで出たから、従事内容が崇高だから、あっちの区がそうだから」でなくて、「子供の保育」をとにかく守ること、コロナが長期化しても守り続けられること、これをまず貫こう。その上でも今回は状況に合わせて臨機応変に対応しよう、と話しています。一人の意見で動いても絶対にダメ、執行議決全体が全体課題を共有しなければダメ、具体的解決策がないとダメなんです。

 日々、首長と担当職員は決断の連続だと思います。
『遅い、何もしてくれない、言っても無駄、諦めだ。』無力を日々痛感しています。区職員担当者の心労も心配ですが、しっかりと業務持続されています。
ただ、一番始めに戻って、コロナの直撃を受けている医療従事者も保育園環境も、飲食店も、もっと限界に近い。
 笑顔でいこう!前向きにすすもう!なんて言葉自体を使うのが憚れる空気感。
 補助金や助成金、貯金残の境目が6月あたりに来る気配。23区でさえ財源がかなり厳しい。
 しかし、コロナを必ず乗り越えなければならないし、さらにはパンデミック後に焼け野原を残すわけにはいかない。
After Coronavirus, でなく Beyond Coronavirus. でなければならない。
 私のような議員が出来ることは、右も左も、今も先も、限りなく多くの意見を見聞きして、正しい情報と決断を精査して、悩みつつ、機を見ること。手を動かすことです。
今日も朝が来ました。

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