見出し画像

奇書について

奇書についての小話を考えてみた。
今後話を書く時に活かしたいと思う。

まずは由来について。
カトリックの告解において神父が書き残したもの。
本来の守秘義務を守りきれず、複数人の神父が持ち寄って編纂したもの。

配布方法について。
正規のルートでは手に入りにくいように、古書店や雑貨店に置かれている。
ただし、店主の目を盗んで勝手に置かれたため、流通ルートは制作者しか知らない。
(偶然性に神性を見出しているため)

内容について。
配布された国の公用語とは別の言葉で書かれている。
読み手には一定以上の教養を求めるため。

載っている逸話について。
動機もなく、純粋に殺意を持った人間の存在について書かれている。
立派な家庭、立派な教育を受けても更生できない人間について。
神父たちでも救えないと感じた人たちのエピソード。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?