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観たもの、聴いたもの、読んだもの(2023.10)



01.活字本

01.ツインスター・サイクロン・ランナウェイ(2)

kindle unlimited無料。3巻からは931円。
濃厚SF百合マシマシ。
冒頭からヒロイン?の元カノ(クレイジーサイコレズ)が登場し、ドロドロの展開に突入して驚いた。
ベテランのSF作家でありながら、最近の作品も研究しているのはホント偉いと思う。
ガンダム『水星の魔女』でヒロイン同士の絡みが物足りなかった人にはオススメ。

02.奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

1作目と比較すると、ややパワーダウンした印象。
奇書というデタラメな感じが薄まった気がする。
『台湾論』みたいな、いい加減な内容なのに、それなりに信じられたパチもん書籍を紹介して欲しかった。
『農業生物学』『動物の解放』の2冊は、個人的に面白かった。

03.誰が勇者を殺したか

なろう原作の小説。
You Tubeで絶賛されていたので購入してみた。
なろう作品にお金を払ったのは初めて。
世界を救った勇者を誰が勇者を殺したのか?というのが本作のテーマ。
インタビュー形式で勇者像が鮮明になっていくところが良い。
最近の作品にしては落ち着いた内容だと思ったら、作者は45歳の遅咲きの新人。伏線も丁寧に貼られており、話の〆方も見事だった。

挿絵はtoi8先生。
昔購入していた文芸雑誌『ファウスト』で好きなイラストレーターだったので驚いた。
懐かしくて少し泣きそうになった。

02.マンガ

01.海辺のオルランド

kindle unlimited無料。
Fと呼ばれる性別不詳の子どもと小説家が同居する話。
(Fは日毎に性別が変わる)
人に強くオススメできる話ではないが、繊細な人には響く内容だと思う。
全体的に単館上映の邦画の雰囲気が漂っており、エンタメ要素は薄かった。

02.モノローグ書店街

街の本屋さんで繰り広げられる群像劇(4コマ)
同じ職場で働く達であっても、それぞれ目線が違って面白い。
個人的には、雨の日にしか店を開かないウドク書店と、古本屋オフビートのエピソードが好き。
何度も読み返したくなる魅力がある。
この作品が好きな人に悪い人はいないと思う(断言)

03.砂の都

今年一番ハマった漫画家・町田洋先生の最新作。
8年ぶりの新作。
相変わらず良い雰囲気の作品なのだが、絵と話の作りが荒くなっているように感じた。
そして、一番の魅力である余韻力が低下しているように思えた。
作者は長いこと闘病していたこともあり、思考に変化があったのかもしれない。
新しい作品を出してくれるのはファンとして嬉しいが、以前と同じものを求めてはいけないと思った。

04.そして、化けの皮は剥がされた

短編ギャグ漫画。
酔っ払って誰と寝たか分からないOLが、相手を推理する話。
下ネタ多めだが、話の展開とオチの持って行き方が上手い。
タイトル回収も見事。
これだけの話を作れるのであれば、今後も期待できそう。

05.聖母の断罪

息子を殺された母親が復讐する話。
整形と肉体鍛錬までしている気合の入りっぷり。
サービスカット多めで、セクシーさと残酷さのバランス感覚が良い。
話もサクサク進み、ダレる暇がないので満足。
相手によって復讐方法も変わるので、どんなギミックを使うかも楽しみの1つ。
(ジグゾー目線の『SAW』)

06.水着の女です。

短編。
ギャグかと思いきや、最後まで読むと印象がガラリと変わる。
最後のコマがとても印象的。

07.なんにもない、なんでもない

短編。
老人×女子高生というのは珍しい組み合わせで印象に残った。
しんみり系の作品。
ジャンププラスは青年誌に載せるような作品もあるのが面白い。
核家族化が進んだ今だからこそ、死を教えてくれる高齢者との触れ合いは大切だと思う。

03.アニメ

01.葬送のフリーレン

金曜ロードショーの枠を使ってアニメ化された期待作。
主題歌もYOASOBIでブーストかけまくり。
(『チェンソーマン』のデジャブ感)
原作はサウナの休憩室に置いてあったので10巻まで読んだ。
アニメの感想だが、序盤は話の起伏が少ないため寝落ちしそうになった。
いい話なんだけど、『鬼滅の刃』のような超絶HITは厳しいと思う。
長命種と短命種の関係性を描くなら、先期の『江戸前エルフ』の方が個人的には好き。

02.BLEACH「千年血戦篇」

零番隊の演出モリモリで、ファンもニッコリの出来。
BLEACHの事を愛するスタッフが丹念に作った感じが伝わってきた。
修多羅千手丸の卍解の演出が素晴らしすぎる。

03.呪術廻戦「渋谷事変」

五条悟封印でどうなる渋谷。
原作は先に読んでいるので展開は知っているが、流し読みだったので新鮮な気持ちで観ている。
渋谷編は呪霊達が魅力的なところが良い。
特に火山頭の漏瑚がいい味出している。
呪霊全体の未来を考えて行動しているところは主人公的思考。

04.映画

01.#マンホール

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0C9TWGKPZ/ref=atv_dp_share_cu_r

結婚式前日にマンホールへ突き落とされた男が、脱出を試みる話。
ジャンル的にはワンシチュエーション映画。
シンプルな舞台装置だが、スマフォやSNSを駆使するところが面白い。
Xでアカウントを作って場所を推理するところは、昔の2ちゃんねるのホラー掲示板を彷彿させて良かった。
オチというか終盤の展開に関しては、賛否が分かれると思う。
超展開と言われれば否定できない。
邦画としてはかなり当たりなので、観ても損はない。

05.ドラマ

01.どうする家康

ボケていく秀吉と、サークルクラッシャー茶々のDQNカップルに目が離せない。
幼少期にトラウマがあるとはいえ、茶々のヤヴァさが際立つ。
昔好きだった幼馴染に瓜二つの子に言い寄られて落ちなかった家康偉い。

06.音楽

01.マイフレンド

なぜかZARDの曲が聴きたくなり、iTunesで買ってしまった。
時代はサブスクなのだが、自分は未だにiTunesで購入している。
2番の歌詞が好き。

07.You Tube

01.ぼっち・ざ・らじお

千本木彩花(廣井きくり)回。
オススメに出てきたので家事をしながら聴いていた。
千本木さんは地声がきくりさん似なので、キャラが話しているように聴こえるのが良い。
アル中キャラを演じているのに本人は殆ど飲めず、生活力も高いのには驚いた。
冷凍ご飯を解凍するときは、水を少し入れるとふっくらするというライフハックは勉強になった。

02.男磨きハウス

顔の濃い外人が非モテ男子を磨くブートキャンプ。
絵面は汚いのだが、内容は面白い。
「某事務所も合宿中はこんな感じだったんだろうな」と想像すると感慨深い。

03.転職した会社が、超ブラック企業だった【ジェラードン】

今年一番笑った動画。
ジェラードンはYou Tubeで知ったお笑い芸人だけど、コントのシチュエーションの設定が面白い。
動画の更新頻度も高く、引き出しの多さには驚かされる。

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