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サウナよ今夜も有難う

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サウナ譚。エッセイ。作文。健康ランド派です
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#大阪

「冷たいだけの水風呂じゃイヤッ」と叫ぶサウナ女子の本音2022

水風呂にこだわりを見せるサウナ施設が増えてきた。地元の名水を使った水風呂をアピールする施設はもはや珍しくはない。 2022年は屋外水風呂がブレイクの兆しだという。四季荘(島根県出雲市)の水風呂は個性的で、屋外に設置され、目の前は森林だ。水風呂は深さがあり、レインボーのネオンでライトアップされるという、ギラついた佇まいだったのを覚えている。 いずれにせよ水風呂は冷たさをアピールするのが昨今のトレンドである。が、この私、冷たい水風呂が苦手である。理由は冷たいからだ。今回は、冷

女性サウナ発、100倍ととのう変わり種「タオルの巻き方」4連発

サウナ内でのタオルの巻き方に人一倍こだわっている。 全国津々浦々の女性サウナに入っていると、さまざまなタオルの巻き方があることに気づく。 くノ一巻き私がいつも実践しているのが「くノ一巻き」だ。1枚のフェイスタオルの中心を頭のてっぺんに、両サイドを顔の横に垂らし、口元を通って端を耳にかける。すると、両目以外の部分がタオルに覆われ、女忍者ことくノ一さながらの姿が完成する。(このご時世、感染防止対策にも一役買っていると自負している。) ドライサウナでは顔がピリピリしてくるので

サウナ内テレビの「思わぬ落とし穴」とイイ話

「チャンネルは変えられません」 張り紙が貼られたテレビがサウナ室内によくある(チャンネル抗争が絶えなかったのだろうかと想像してしまう)。 いつもウッチャンが出ているサウナの熱にじりじりと耐える女たちが、一斉に視線を向ける先はテレビだ。私がその一員となるとき、高確率でテレビにはタレントのウッチャン(内村光良)が映っている。 武蔵小山温泉 清水湯(東京都品川区)の近所に住んでいたとき、日曜の夜によく通った。サウナは定員9人ほどの小さなスペース。いつも『世界の果てまでイッテQ