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食卓が凛々しく、ととのう。「THE 箸」「THE CUTLERY」のある生活。

毎日の食事、おうちの食卓。

手が触れる機会が多いのは、調理器具でも器でもなく、箸やカトラリーかもしれない。しかし生活のなかで何度も使うものなのに、なかなか買い換える機会がない。昔からあるものを何気なく、ほんとうに何気なく使っているような気もします。

もし、毎日触れるものがとびきりのお気に入りのアイテムであればどれだけ素敵なことだろう。

毎日使うものだから、心から好きだと思えるものを選びたい。使いやすくて飽きがこない、でもこだわりがぎゅっと詰まって「生活の定番」になるもの......。

そんな思いを抱くことになったのは「THE」のプロダクトを使うようになってからだと感じます。

この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、暮らしの道具を実際に使用し、感想を記事にしています。
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「THE」は「“最適”と暮らす」をビジョンに掲げ、世の中の定番となるプロダクトを作り続けるブランド。グラスやシャツなど日々使うもの、洗剤など消費していくものなど、すべてがその人の生活に寄り添いながらさまざまな商品を開発しています。

私がはじめて手にしたのは「THE GLASS」。グラスなのに電子レンジまで使えて、丈夫で使い勝手が良く、自分の生活の定番アイテムになっていきました。 THEのアイテムは使っていると「これは!」と素晴らしさに気づき、じわじわと感動してしまうものばかりです。

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さて、今回レポートするのは、「THE 箸」と「THE CUTLERY」

冒頭にも綴ったように、箸やカトラリーは食卓という場所において、いちばん人に触れ、支えてくれるもの。それが「いいもの」になるだけで、持つ側の人間も心地よく背筋が伸びるようでした

どれも食卓に並べるたびに気持ちが高まり、洗い物を終えてふきんで拭いている時もその美しさにうっとりとしていました。ひとつひとつ、使い心地をレポートしていきたいと思います。


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食卓がきちんと、ととのう。
「THE箸」

実家を出てひとりで暮らしはじめてから、お茶碗や炊飯器など、ごはんにまつわるものはこだわりを持って選んできました。それはひとえに、日常にある食事の時間を心地よく、いいものにするために。

しかし、箸については「これだ!」というものに出会えず、5年。食器店の箸コーナーを眺めては、首を傾げる日々。持ち手太いな、重たいな、色が好きではないなあ......。なかなか自分が求めているものに出会えませんでした。

そんな最中、カタリベ企画で「THE 箸」を使いませんか?というお声がけをいただきました。「THE」という名前を冠した箸。いったいどんなものなのか、私は期待に胸を膨らませました。

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「THE 箸」は熊本で竹の箸を専門としている株式会社ヤマチクと、株式会社漆琳堂による漆塗りが施された、まさに「大日本市」コラボ商品。思わずぴしりと背筋が伸びるパッケージ。思わず正座をして開封の儀を行いました(笑)。

今回、私が使用させていただいたのは赤いお箸。いや、「朱色」というのが正しいですね。艶やかで、深みのある色合いはとても上品です。おぼんの上にのせると、つやりと輝くようで、今まで手にしたどんな箸よりも美しいなと感じます。

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持ってみると、とても軽い!竹から削り出したようで頭は四角く、箸先に向かうほど丸みを帯びていきます。その細さに一見、折れてしまわないだろうかと思いますが、ご安心ください。竹の端の良さは、強度がありしなりやすくしなやかであるということ。使いやすさと丈夫さを、しっかり兼ね備えているのです。

しかし、そんな竹にも「吸水性があるためカビが生えやすい」という弱点もあります。それを克服するための漆塗りでもありますが、水との扱いには要注意を。食洗機はもちろんNG。

私は食事を終えた後、まずはじめに「THE 箸」を洗いふきんで軽くふいて乾燥させるようにしています。洗い物が苦手なので、最初はつけ置きができない不便さがあるかな......と感じましたが、使うたびになによりも愛着が湧くようになっていくのです。


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私は料理家の土井先生を敬愛しており「一汁一菜」の生活を楽しんでいます。お茶碗、お味噌汁のお椀、漬物用の小皿をおぼんの上に乗せ、最後に「THE 箸」をきちんと横に並べる。すると食卓も、自分の心も引き締まるような気がするのです。

箸というアイテムひとつでこれほどまでに自分の気持ちが変わるのか!と、「THE 箸」の魅力を知る毎日です。日常のなかの特別を感じさせます。

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持ち手から先端までとことんこだわった、「THE CUTLERY」シリーズ

実家に帰るとふと気づく。カトラリーってずっと変わらない。小さい頃にお気に入りで使っていた絵本のキャラクターが描かれたティースプーンが食器棚にあるのを見るたびに感じます。

箸は塗装がはげてしまったり、形状が変わってしまうと換え時だと気づきますが、シルバーカトラリーはなかなかそんなことも起きづらく。

なので「THE CUTLERY」が届いた瞬間は「きっと、普段使いのローテーションに組み込まれるのかなぁ」と思いました。しかし、使えば使うほど「家にあるカトラリー、すべてTHEに買い換えて、一生これでもいいかもしれない」と思ってしまうほどの使い心地の良さでした......!


まずはビジュアル。きらりと輝くミラータイプです。このすべてを反射するようなツヤ感がなんともたまらない。

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使っていて驚いたのが、持ち手が楕円形であるということ。通常のカトラリーであればぺらりと平たいか、もしくは完全なる円柱です。「THE CUTLERY」は不思議な楕円形。これが絶妙で、たとえばフォークでパスタを巻く時、スプーンでカレーをすくうとき、ナイフでハンバーグを切る時......。カトラリーが指の中で心地よく回転していくのです。なめらかに、スムーズに。あまりにも自然な使いごこちに「なんでだろう?」と考えてようやく気づくほどの繊細な設計です。


■ 最後の一口まで美しくサポートする「THE DINNER SPOON」

「スプーン」は一見、どこに秘密があるのだろう?と私の目にはわかりませんでした。けれど、使っていると普通のスプーンでは不便なことが、するりと解決されている。カレーの最後のひとくちに苦戦することももなければ、おいしいパスタソースだって最後まで口元に運んでくれるのです。

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開発担当の方に話をお伺いして知ったのが

断面が円形の外側に向かって薄くなるように作られています。

ということ。じっくり見ても言われなくては気づかないほどの工夫......!この細やかな工夫がなされていることにより、最後までぺろりと皿をきれいにしたい食いしん坊に優しいスプーンに仕上がっているのです。



■ スプーンのようにも立ち回れる!? オールラウンダー「THE DINNER FORK」

フォークの違いはすぐに気づけました。4本あるフォークの刃が立体的にラウンドしているのです。このつくりによって、フォークを刺した時のお肉が抜けづらくなるような仕組み。

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それに加えて驚いたのが、ラウンド設計による窪みでスプーンのようにも使えるということ

サラダの上に乗ったクルトンも、オニオンフライも皿においていくことがない。ちょっとした不便だなあをさらりと解決してくれる。THEカトラリーはニクいやつだなあとにやりとしてしまうのです。


■ 食卓のナイフ革命! スマートに食を楽しむ立役者「THE DINNER KNIFE」

こんなこと、1度はあるのではないでしょうか。

テーブルに出されたのは1cmほどの厚みのある牛のステーキ。「今日はお肉だ!」とナイフとフォークを構えます。左手に持ったフォークでお肉を支え、右手に持ったナイフの刃を立てていく。前後に動かす。動かしていく。切れない。ギリ、ギリ......と肉の繊維を断ち切るかのような音は聞こえるが、一向に切れない。お皿が傷ついてしまうのでは、という一抹の不安で強引には押し切れない。

これが従来のナイフの記憶。

それを想像していると「THE DINNER KNIFE」は気持ちいいほどに裏切られる。するする、美しい所作を保ったまま食材を一刀両断してしまうのです。この秘密は刃に。肉を切るためのギザギザとしたパーツはなく、つるりと美しい刃です。

中腹部は丁寧に刃物としての刃付け加工がされていることで、安全に配慮しながらもストレスなく食材を切ることができます。

そう、実は包丁などと同じ刃物と同じつくりなのです。食卓でごりごりごりとナイフを前後に動かし、皿のことを不安に思いながら眉をひそめる生活とはおさらばできるのです。

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食卓における食事において「不便だな」「こうだったらいいのに」という感情はありますが、これを「カトラリーのせいだ」とはなかなか思いません。

しかし、細やかな工夫がほどこされた「THE CUTLERY」シリーズを使っていると「こんなにも自分たちに寄り添ってくれているんだ」と実感する。カトラリーが変わるだけで、こんなにも心地がいいとは。


そして最後に。「THE 箸」「THE CUTLERY」ともに大好きなところは、食器を洗い終わったあとに拭く瞬間です。つやっと輝く面をみるとほんとうに美しくて、長く使いたい、もっともっと人に勧めたいなという気持ちが溢れてくる。ギフトとして渡した先の食卓が豊かになるのなら、「布教」としてプレゼントをしてしまいたくなるほどに......!

「THE 箸」「THE CUTLERY」のある生活は、凛々しい。特別ではない、日常。それが少しだけ、ハレの日になるようなそんな逸品だと感じています。


この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、暮らしの道具を実際に使用し、感想を記事にしています。
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