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米国防省イノベーションユニットが軌道上サービス用ロボットアームの製造でマキサーを選定(spacenews翻訳12/20-1)


DIUの宇宙空間での組立・サービスミッションで活躍するマキサーのロボットアームの完成予想図。このロボットアームは、国防総省が宇宙空間での組み立てやサービスに使用する予定です。

マクサーのロボットアーム

ワシントン - マクサー・テクノロジーズ社は、防衛省イノベーション・ユニット向けの宇宙空間サービス用ロボットアーム2台を製造する930万ドルの契約を獲得したことを12月20日に発表しました。

このロボットアームは、国防総省が宇宙空間での組み立てやサービスに使用する予定だとマクサー社は述べています。

DIUは、商業技術の導入を促進するために設立された国防総省の組織です。宇宙はDIUのポートフォリオ分野のひとつであり、宇宙輸送や軌道上でのサービス、組み立て、製造のためのロボット技術を含んでいます。

今回の930万ドルの契約は、マキサーが商業および政府機関の顧客向けに設計したロボットアームの開発を進めるためのものです。DIU向けのロボットアームは、1本の長さが約2メートルで、3年以内に納入される予定です。

「このロボットアームの大きな特徴は、アンダーアクチュエーターと呼ばれる、1つのモーターで張力のあるケーブルシステムを作動させ、任意の数の関節にトルクを伝達することで、システムの重量とコストを削減することです」とマクサーは述べています。

マクサーは、これまでにNASAの火星探査機や着陸機用に6台のロボットアームを製造しており、現在はNASAの軌道上サービス・組立・製造1(OSAM-1)ミッション用の1台と、10年後までに月面でのアルテミス計画の運用をサポートするための試作機である月面アンダーアクチュエーターロボットアーム(LUNA)を製造しています。

その他のDIUプロジェクト

DIUプロジェクトでは、マクサー社はボイジャー・スペース社が所有するアルティウス・スペース・マシーンズ社と提携しています。
アルティウス社は、磁気ラッチ式コネクターと磁気ラッチ式ツールチェンジャーを提供し、SRIインターナショナルは、衛星キャプチャ用の電気接着剤と、不作動アーム機構の技術的専門知識を提供することになっています。

#Maxar Technologies #DIU #Defense Innovation Unit

 



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