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SpaceX、宇宙ステーションに向けた新型貨物宇宙船「ドラゴン」を打ち上げ(spacenews翻訳11/26)

CRS-26打ち上げ

11月27日午前8時(東部時間)、ドッキングの様子を更新しました。

11月26日、スペースX社のファルコン9が、国際宇宙ステーションに物資や実験装置、新しい太陽電池アレイを積んだ貨物船ドラゴンの打ち上げに成功しました。

ファルコン9は、東部時間午後2時20分にケネディ宇宙センターの発射場Launch Complex 39Aから離陸しました。
ロケットの上段は、その12分後にドラゴン宇宙船を地球低軌道に投入しました。初飛行となるロケットの第1段は、大西洋に浮かぶドローンシップに問題なく着地しています。

11月26日、国際宇宙ステーションへの貨物ドラゴン宇宙船を積んだスペースXファルコン9が打ち上げられました。

この打ち上げは、以前は11月22日に予定されていたが、天候不良のため中止されていました。
スペースX社が次の打ち上げを感謝祭の休暇明けまで待ったのは、旅行で忙しい時期に空域の制限を制限するためと、宇宙船の貨物をリフレッシュさせるためでした。

ドラゴン宇宙船も初飛行で、11月27日午前7時39分(米国東部時間)にISSにドッキングしました。
ドラゴン宇宙船は、ISSの乗組員への物資や研究実験、ハードウェアなど、3,528kgの貨物をISSに運びました。

ハードウェアには、2つのISSロールアウト太陽電池アレイ(iROSA)が含まれています。
この太陽電池パネルは、ISSの宇宙飛行士が今後2回の船外活動を行い、昨年設置された他の2つの太陽電池パネルと合わせて設置される予定です。
NASAは、最終的に6基のiROSAを設置し、ISSのオリジナルのアレイの老朽化に伴ってISSの電力供給を増強し、2030年に予定されているISSの閉鎖まで十分な電力を確保する予定です。

ドラゴンでISSに運ばれる実験装置には、微小重力下でミニトマトの栽培を試みる「ベジー」と呼ばれる植物育成装置の最新版が含まれます。また、将来の月や火星へのミッションで血液サンプルを研究するために使用する携帯型顕微鏡も搭載されており、ステーションでテストされる予定です。

NASAのキューブサット打ち上げ構想のために、4つのキューブサットを搭載し、ステーションから打ち上げられる予定です。
2つのキューブサット、petitSatとSPORTは、それぞれNASAのゴダード宇宙飛行センターとマーシャル宇宙飛行センターによって作られたものです。
3つ目のMARIOはミシガン大学、TJREVERBはバージニア州のトーマス・ジェファーソン科学技術高校の生徒が製作したものです。

ドラゴンは約45日間ステーションに留まり、1ヶ月間ステーションにドッキングしたままの一般的なミッションよりも長い期間、ステーションに留まる予定です。
11月18日の打ち上げ前のブリーフィングで、NASAのISSプログラム・マネージャーであるJoel Montalbano氏は、滞在期間が長くなることで、宇宙飛行士がiROSAの設置に必要な宇宙遊泳を行い、科学の要件を満たすための時間が得られると述べています。
ドラゴンはフロリダ沿岸に落下し、科学実験装置とISSのハードウェアを回収します。

スペースX社は打ち上げ前に、このミッションが、同社が製造を予定している3番目の貨物用ドラゴン宇宙船の初飛行になると述べました。
現在就航している4機のクルー・ドラゴン宇宙船と、開発中の5号機が加わることになります。
これらの宇宙船は、それぞれ最大15回の飛行が可能で、10年後までの商業貨物および乗組員契約の下で、NASAの要求を満たすのに十分なものです。

#スペースX
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