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EOSデータ・アナリティクスがウクライナの画像を緊急募集(spacenews翻訳3/1-1)

EOSデータ・アナリティクス

サンフランシスコ - EOSデータ・アナリティクスは、ウクライナの軍事および人道的活動を支援するため、世界中の地球観測会社にウクライナおよび周辺国の最新の光学および合成開口レーダー(SAR)画像の共有を要請しています。

ウクライナ出身の起業家マックス・ポリアコフ氏がカリフォルニア州メンロパークに設立した同社は、2月28日、リモートセンシングデータの処理、分析、共有をウクライナの軍隊や人道支援組織と行うためにEOSデータ・アナリティクスプラットフォームを更新したと発表しました。

ポリアコフ氏は声明で、「ウクライナの戦争がもたらす経済的、政治的、人道的影響はすでに大きく、傍観することはできない」と述べました。
「もし私たちを助けることができるなら、PR目的や将来の国際刑事裁判のための戦争犯罪の証拠として有効なアーカイブやその他の古い光学画像ではなく、実際に違いをもたらすSARデータを提供してください」

EOSデータ・アナリティクスは、この地域の光学観測がしばしば雲に遮られるため、SAR画像への迅速なアクセスを得ることに特に関心を持っています。

EOSデータ・アナリティクスは、「夜間、雲の有無にかかわらず、敵軍と装備の活動(特に給油作業)に関する認識と関連情報を提供できるように、現在/ライブのSARデータを必要としているが、光学データでは不可能である」と、ニュースリリースに述べています。
「最良のシナリオでは、光学データは日中の2-3時間しか役に立ちませんが、敵の攻撃や活動のほとんどは、夜間に隠れて行われます」

カペラ・スペース社は2月24日、ベラルーシとUrkaine(ウクライナの打ち間違いであろう)の国境の合成開口レーダー画像を公開しました。電気光学画像とは異なり、合成開口レーダーデータは夜間や雲の中でも取得することができます。

同社はまた、装甲車の位置を含む地上での活動を示すために、迅速に配信される中・高解像度の電気光学画像の入手に関心を持っています。

EOS データ・アナリティクスは、米国を拠点にウクライナ全土にオフィスを持つ投資会社、ヌースフィア・ベンチャーパートナーズのポートフォリオ企業です。

ニュースリリースによると、EOSデータ・アナリティクスは、「データプロバイダーによっては、ウクライナの民間企業と関わる際に一定の制約を受けることがあることを理解している」といいます。
もし企業が政府機関に直接データを提供することを望むなら、EOSデータ・アナリティクスは、ウクライナのデジタル変革担当大臣ミハイロ・フェドロフ氏(2月26日にスペースXに同国へのスターリンク・ブロードバンド端末派遣を要請した人物)を含む政府関係者にコンタクトさせることを提案しています。

ヌースフィア(Noosphere)のポートフォリオ企業には、EOSデータ・アナリティクス、D-オービット、スペース・エレクトリック・スラスター・システムが含まれます。
ヌースフィアは、米国外国投資委員会がポリアコフ氏にロケット開発会社の株式売却を求めたため、ファイアフライ・エアロスペース社の株式をAE Industrial Partnersに売却している最中です。

知的資本略奪への警告

ポリアコフ氏は、企業に対してイメージの共有を呼びかけた後、米国、欧州、韓国の企業がロシアの侵攻に乗じてウクライナの航空宇宙技術者をリクルートしていると指摘し、これに矛先を向けました。

ポリアコフ氏は2月28日のLinkedInへの投稿で、「航空宇宙エンジニアに移転のための仕事の依頼はすべて、我々の知的資本を盗むためのウクライナに対する攻撃的行為と見なされるだろう」と述べました。

ウクライナに研究開発センターを持つ企業が労働者の移転を申し出るのは問題ないが、ウクライナに拠点を持たず、「あなたの会社を改善するために、私の国が苦しんでいる状況」を利用する企業は「邪悪である」とポリアコフ氏は書いています。

「ウクライナは勝つために戦い、我々の才能を必要としています」と彼は書いています。

#ウクライナ侵攻
#EOSデータ・アナリティクス

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