十三機兵防衛圏オーケストラコンサート2024-ReSTART-に行ってきた
何かに対する絶対的な信頼みたいなものがある人はいないでしょうか?ぼくの場合はヴァニラウェアのゲームには絶対的な信頼があり即買いしますし、完成を苦もなく年単位で待ちます。そのヴァニラウェアのゲームを音楽で支える音楽特化の会社、ベイシスケイプによるオーケストラコンサート(2回目)がありましたので速攻申し込んで行ってきました。
前回はこちら。
前回との差分
前回も今回も一応十三騎兵防衛圏のオーケストラコンサートということになっていますが、前回はベイシスケイプが担当したオーディンスフィアやドラゴンズクランの曲も多くありました。というか他がファンタジーなのでSFの十三騎兵の方がオーケストラっぽくない音楽なのでどうなるんだ!?みたいなところがありました。
今回は本当に十三騎兵で染まっていて、おまけで新作の2曲を披露するよ!って感じだったので、十三騎兵成分のたっぷり詰まったオーケストラコンサートとなります。
また今回は物販が先行で開かれたのでサクッと行ってきました。なぜなら絶対に欲しい物があったからです。
経口NM C0204!経口NM C0204じゃないか!!東雲先輩ごっこができるよやったね!!!
アークナイツの理性安定剤に引き続き薬をラムネにして瓶詰めするやつ!!めっちゃ嬉しいよ!!
後実は焼きそばパンも公式で売ってくれるとのことでそれも予約していたので入手しました。まぁちょっと時間をミスったのでスマートではないものの、早めに行って物販で経口NM C0204を入手しホクホク顔となり、会場前に焼きそばパンを入手し晩御飯としました。焼きそばパンですがこちらは少し細めの焼きそばがぎっしり詰まっていて美味しかったです。
でかい騎兵もかっこいいですし本当に良かったですね。
コンサート以外はこんな感じでした。
前半
まずはKAIJUです。ゲームも最初は怪獣の襲撃から始まりました。そう、このコンサートはゲームを追体験する構成となっています。前回もあったIn the Doldrums、Halcyon Days、Mornin', Sunshine!、Good Timesで序盤の平和な日常を畳み掛けるように描いていきます。最初のあれは悪夢だったのか。そんな思いがよぎりますね。前回と同じ流れで心地よく十三騎兵の思い出が脳内を流れていきます。
ここでMCが入りました。ベイシスケイプの崎元さん、金田さん、工藤さんがステージ左から……ではなく観客席の方から登場しましたwやはり裏よりいい場所で聞きたかったとのことですw挨拶やユニコーンオーバーロードにも触れつつさくっと済ませて前半の残り半分に向かいます。
ここからは戦闘パートです。あれは悪夢ではなく現実なのだ。ということで今度は戦闘曲3つが畳み掛けてきます。ちなみにオーケストラでは新曲の-(LEUCINE)-、-(ISOLEUCINE)-と前回もあった(VALINE)-を合わせて戦闘曲三兄弟か何かまとめられていましたw-(LEUCINE)-は次々襲いかかってくる敵を勢いよく薙ぎ払っていく騎兵を感じます。-(ISOLEUCINE)-は戦闘が徐々に苦しくなっていくのが伝わってくるようです。そしてSeaside Vacationで歌が響き渡り前半が終了しました。
ここで少し曲周りの話を補足します。
まず戦闘曲ですがコントラバス(普段は結構低いベースを支える部分を担当)が通常ではありえない高速運指によって演奏されます。作曲者の方も本当にここはすごいのでちゃんと見て!と言われていました。今回自分の席はかなり前方で後ろの管楽器などは見えないものの弦楽器はめっちゃ見える位置だったのですが本当に指がすごい速さで動いていましたwあんな激しく動かんでしょコントラバスwwでもそれに負けじと他もめっちゃ早いんですよ。さすが戦闘曲。そしてそれにちゃんと食いついてくるプロ流石です。
また渚のバカンスは当初テレビからちょっと流れてくるくらいだからあんまり力を入れなくてもいいかなと思っていたようですが、もうあんなところで採用されたわけでめっちゃ活躍する音楽となりました。そのためあのときちゃんと作っておいてよかったwみたいな話がでて笑いました。ちゃんと作ってたからこそのあの演出ですよね。
後半
後半も同じくゲームの流れに沿っていきます。中盤といえば謎が謎を呼び様々な問題や恐怖が訪れる場面です。何か起こりそうなSTAGNATIONに始まり日常であるHeated Debateをはさみつつも各々が各々の真実にじわじわと迫っていくのが思い出されます。青春をBright Days Aheadで感じていたらStaring Into the Voidで暗闇に落とされる。そんな何が真実で何が現実か迷うような曲が続きます。その中にも希望や道があるのを感じさせてくれるLiving in the Momentで一区切りです。
Go Sentinels, Go!あたりからはまた戦闘の雰囲気を感じますね。パンフレットを見ると微調整してあるものの難易度が変わってなくて劇団の方に誤っていますwが本当に細かい動きが多くて大変そうですw-(TRYPTOPHAN)-では不穏さが増していき-[RIBOSE]-はもう終盤戦うしかない!みたいなのを感じつつラストバトルに向かっていきます。
To the Final Battleは最初期のPV周りで使われてたはずなのですが、あの急に落ちていきゆっくりと底を歩くような感じが本当に油断できない感じがあるんですよね。続く-[DEOXYRIBOSE]、-{EDGE OF THE FUTURE}-はコーラスも入ってきます。曲にコーラスはいるとラスボスみたいな雰囲気ありますよね。あ、今回もあのコーラス部隊の方々がいて本当に良かったです。歌声が楽器として組み込まれ調和してる感じが本当にオーケストラっぽさを強く感じます。またこっちは先程と違いちょっと上がるような感じが途中にあって流れとしては本当にかっこいいですよね。The Ones Who Were Plugged In、Inherit Humanity、The Only Neat Life to Liveはメインテーマが入っているのでそこが来ると力強く前に進む感じがあってやはり思い入れがあります。メインテーマ強いなほんとうに。
そして最後アンコールを受けて演奏されるのは我らがメインテーマBrat Overflow。これだよこれ。あの謎の音から始まり謎の歌詞を歌い上げる声。十三騎兵を強烈に印象付けたこの曲のフレーズや歌声は演奏された上の曲でもたくさん出てきたんですがやはりいくらかアレンジされたように入るのでオリジナルは聞いておきたいですよね。それにしても声すごいですよね。こちらに関しては楽器のように組み込まれたときとはまた違う印象を受けるんですよね。
おまけ
さて、最後に2曲おまけが挿入されました。そう。新作ユニコーンオーバーロードの曲です。え?なんか後20日くらいなんだけどまじ?もう一ヶ月くらい後じゃなかった?カードゲーム楽しみにしてますね!(遊ぶ相手が……)
演奏されたのはメインテーマと悪を討つ?か何かのタイトルを持つ曲です。特殊な楽器が採用されていて担当された金田さんによると◯◯の◯◯による◯◯みたいな中々物語の核心に触れそうな説明を受けましたw(ネタバレになりそうな部分は工藤さんによるガード発動w)いやぁ楽しみですね。
メインテーマは多分聞いたことない?かな?ちょっと暗い雰囲気から始まり壮大に広がっていくのでこれはOPと合わせてじっくりを見てみたい曲です。
2曲目はPVの曲です。はい。歌声も入ってます。あの曲壮大でめちゃくちゃ好きなんですがナレーションがないとまた違った終盤の戦闘曲にも聞こえてきますね。タイトルが戦闘曲っぽくもあったように聞こえたのでどんな場面で採用されるか今から楽しみです。
まとめ
そんなこんなで2回目のコンサートが無事終了しました。やはり生演奏は良いですね。構成は前回とかなり同じですが新曲も入ってよりくっきりと情景が分かれたような気がします。そして聞いているとゲーム画面や思い出が次々流れてくるのは本当に良いです。特に印象深い曲と流れでスムーズに世界に浸れましたので、構成も本当に上手なんだなと改めて感じました。
またユニコーンオーバーロードも楽しみですね。思えばフルで各曲を聞くのはこれが初なわけで、なかなかない体験だったと思います。そして思ったより発売日が迫っているのでちゃんと備えようと思います。
そして重要なのですが開場待ちしてたらTwitterで流れてきたオーケストラのCD発売です。十三騎兵防衛圏のあの曲たちがどんなふうにオーケストラになっているのか気になる人、ベイシスケイプのファン、ヴァニラウェアのファンは買おうな!ぼくは前回の演奏のやつから欲しかったので買います!買いました!
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