8/20(火)参加者上位一覧取引分析レポート



1. 取引概要

本日の日経225先物市場は、活発な取引が見られました。主要な指標である日経平均株価は38,062.92円で取引を終え、前日比+674.30円(+1.80%)の上昇となりました。

立会取引とJ-NET取引を合わせた総取引高は、以下の通りです:

  • 日経225先物(大証):55,618枚

  • 日経225ミニ:733,459枚

  • 日経225オプション:5,747枚

特筆すべき点として、ミニ日経225先物の取引が非常に活発であり、大口投資家や機関投資家の積極的な参加が見られました。

2. 活発に取引されている価格帯

日経225先物(2024年9月限)において、最も活発に取引された価格帯は38,000円から39,000円の範囲でした。特に、38,500円付近で多くの取引が集中していました。

この価格帯での活発な取引は、現在の市場参加者の多くが、日経平均株価の今後の動向について、この水準を重要な分岐点と見なしている可能性を示唆しています。

3. 日経225オプション(NK225E)取引分析

3.1 プットオプション取引状況

プットオプションの取引では、以下の特徴が見られました:

  1. 最も取引量が多かったのは、権利行使価格38,000円のプットオプションで、合計1,160枚の取引がありました。

  2. 次いで、37,500円のプットオプションが416枚で2番目に多い取引量を記録しました。

これらの取引状況から、投資家は38,000円を下値の重要な支持線と見なしている可能性が高いと考えられます。また、37,500円付近にも注目が集まっており、この水準を下回った場合の下落リスクに対するヘッジ需要が存在していることが推測されます。

3.2 コールオプション取引状況

コールオプションの取引では、以下の特徴が観察されました:

  1. 最も取引量が多かったのは、権利行使価格39,000円のコールオプションで、合計2,738枚の大量の取引がありました。

  2. 次いで、38,000円のコールオプションが1,981枚で2番目に多い取引量を記録しました。

39,000円のコールオプションの大量取引は、投資家が日経平均の更なる上昇を期待していることを示唆しています。一方で、38,000円のコールオプションの活発な取引は、現在の株価水準近辺での値動きに対する投資家の関心の高さを反映していると考えられます。

4. 全体を通した異常な動き

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