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人は必ず歳を取るけど、今が一番若い。

当たり前のことなんだけど、人は必ず歳を取るんだなということを日々実感している。自分自身もそうであるが、同居している義母が90歳を超えてガクンと一気に歳をとった。80代と90代ではかなり出来ることが違う。そして、私たちもその年齢まで生きたら必ずそうなるということを突きつけられる。もしかしたら、医療が発達して何十年かごには90歳はバリバリ元気なのだろうか。それはそれで大変そうな気もする。

それと同時に現在52歳の私は、90歳の義母からすれば、とても若いらしい。世間的に見れば決して若くないのだけど。

今住んでいる家は30年近く前に建てた家で、当時はまだの上の子は赤ちゃん、下の子はお腹の中だった。その当時は、いずれは順番に年齢が上の人から亡くなり、子供達も独立して家を去るであろう事を頭では分かっていても、そんな日が来るのはずっと先のことだと思っていた。

そして今。

あっという間だったとは言わないけれど、確実に月日が流れた。ほんとに時間は過ぎて、遠い未来が現在になった。20代だった私も50代に突入。時間はほんとに経つんだなぁ。20代の私は自分でも若いと思っていたし、そもそもそんな事考えもしなかった。そして、対して中身も変わらないのに50代の私はもう全然若くない。でも、90代の人からすれば、若いらしい。若いとか若くないは、あくまでも、相対的な話しなのだ。話には聞いていたけど、ほんとに時間は経つのだ。

そして、今までの私の人生で、最高に年取っているのだが、よく考えてみれば、すなわち同時に、これからの私の人生の中では今が最高に若いということでもあることに気づいた。これも、今までどこかで聞いた言葉ではあるが、言葉でなくリアルに残りの人生で今が結局一番若いと実感したのだった。

今、最高に年取っていると思うか、最高に若いと思うか。どうせなら、最高に若いと思った方が楽しいんじゃないだろうか。

そして、なんと、現在、私史上最高に経験値が高い。今でも結構浅はかではあるが、浅はかな人間なりに経験値は積んだ。たいした事ないにしても、自分史上最高の経験値だ。

ということは、

もしかして、今の私、最強?

というわけで、いつだって、今が最強と思って、今日の日を過ごそうと思う。

そしてある時、ピンピンころりと…。

そんな上手くはいかないんだろうなぁ。まあ、先の事はその時考えるとして、今出来ることは今、ひとつずつやっていこう。