事業会社の社内SEをやっているけれどもこのままで良いのか将来が不安な若手の方へ#1
1.年収面が他社より低いのではという不安への対処法について
年収と忙しさは大体比例します。
図.会社別の平均年齢と年収に示すように年収については、
外資系コンサル>ITベンダ>事業会社の社内SEの順になります。
そして忙しさもそれに比例します。
プロフィトセンタについて
自分たちで売り上げを上げている部門をプロフィトセンタといいます。
プロフィトセンタ(ITベンダ、コンサル)の年収がなぜ高いか?
⇒自分たちが売上に貢献しているからです。
※年収の目安は1/3ルールで推測(外食の材料原価のようなものです)
:人月単価150万円の人材×12か月×1/3⇒年収 600万円
人月単価300万円の人材×12か月×1/3⇒年収1200万円
プロフィトセンタ(ITベンダ、コンサル)がなぜ忙しいか?
⇒人月分の仕事をこなす義務があるから
⇒売上ノルマがあるから(例:某ITベンダでは課長になれば年収1000万円を超えるが、年ウン億円のノルマを課される)
コストセンタについて
自分たちで売り上げを上げていない部門(管理部門等)をコストセンタと言います。
コストセンタのなぜ年収が低いか?
⇒自分たちが売上に貢献していないから
⇒IT部門=会社にとってのコストだからです。
コストセンタがなぜさほど忙しくないか?
⇒管理が主な仕事であるから(野球は選手と監督どちらがしんどいか?)
⇒売上ノルマがないから(売る側より買う側のほうが容易):転職して実感しましたが売る側のほうが買う側よりはるかにストレスが溜まります。売る側は定時間際に顧客から問い合わせがあった場合なるべく早く対応しようと残業したりしますが、買う側はそのあたりを自分で設計できます。
上場企業の場合、平均年収は四季報等で公開されているので平均年齢時点での年収が自分の納得する水準でなければ転職したほうが良いです。
ただし、いくら新卒社員といえども四季報くらいは見て会社を選んでいるだろうという前提のもと、そこは納得したうえで事業会社のSEを選んだという前提のもとでこの記事では分析を進めていきます。
なお、事業会社のSEは、本業がIT以外でありそれを支える部門として情報〇〇部、IT〇〇部などの社員を想定しています。ITベンダはシステムエンジニアを想定しています。
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