azukiarai sora

米国株投資の為noteを始めました。様々な方が情報発信されて勉強になります。 で、私は…

azukiarai sora

米国株投資の為noteを始めました。様々な方が情報発信されて勉強になります。 で、私は妖怪や怪談が好きなので、そんな類の話チェックしたり、自分でもぼちぼち書いていこうと思います。

最近の記事

高齢者施設の不思議な話

「そうそう、実は高齢者施設も不思議なことが起こるんだよね」と友人の里原が話してくれた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私が就職した高齢者施設は開所2年目ピカピカの施設。でも夜勤職員のひそひそ話によれば、誰もいない部屋のナースコールや内線が鳴る。誰もいないのに休憩室をノックする音が聞こえるといったことはあったみたい。 でも一番「おおっ」と思ったのはこんな話 新入職員のK君は、母親譲りの霊感持ち。初夜勤の夜、彼はデイルームで不思議なも

    • 青い瓦屋根の家

      ある春の日、私は所用でローカル線に乗っていた。2両編成の電車は、田園地帯を抜けやや古ぼけた集落を走っていた。線路は土手に敷設されており、無駄に見通しが良かった。 家々の表情が無駄に見えてしまう。 「んっ?」 私は、白い外壁に鮮やかな青い瓦屋根を載せる家に惹きつけられた。 2階の窓から見える障子がビリビリに破れており、1階の窓からはテーブル上に小物類が雑然と散らかっていた。 「外壁と屋根は綺麗そうなのに、家の中は乱れているよね。。。」俄然興味が出てきた私だったが、電車はそんな事

      • 「オスマン帝国:皇帝たちの夜明け メフメトvsブラド」の感想

        #感想 #Netflix #オスマン帝国 年末にNetflixを復活させました。お目当ては「オスマン帝国:皇帝たちの夜明け」の続編「メフメトvsブラド」あー、そうか。ドラキュラ伯爵はメフメト2世と戦ってたんですなぁ。 感想としては、前作に比べると物語に迫力はない、そりゃあ前作はコンスタンティノープル陥落という歴史の一大イベントでしたのでそれと比べてはいけませんね。 前作に比べ資料が少ないのでしょう、ドキュメンタリー性よりもドラマ性が高かったかな。 でもメフメト2世、ブラド

        • 「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」を見てきた

          伏見ミリオン座で見てきました。 レオナルド・ダ・ヴィンチ作といわれる「サルバトール・ムンディ」がどのように再発見され、最終的に500億を超える額で落札、そしてその後の足取りについてのドキュメンタリー映画です。 情報量がかなり多く、本音を言えば映画で見るより、ネットフリックスやアマゾンプライム等で適宜巻き戻しながら見たほうが頭に入ってくるなと思いました。 この作品では、絵画と金と権力が描かれれています。そりゃあ、もうエグイぐらいに。しかしよく考えていると、ルネサンス時代も

        高齢者施設の不思議な話

          落ちてきたもの

          この話は、大学時代の友人里原の体験談である。 ---------------------------------------------------------------------------- 私は、高齢者施設の相談員をしている。業務は様々で、身寄りのいない利用者さんの雑用的なものまで対応している。 先週K病院から入所したAさんは、身寄りがいない。入院中に行政の福祉課職員が介入し、成年後見人をつける手続きをしていた。 そんなAさん、早速衣類が不足しているとの事。

          落ちてきたもの

          座敷童の話

          連れあいの実家は、とある田舎でI薬店という薬屋兼雑貨屋であった。義祖父母の代は下駄の販売修理や大福などを売っており、義母が旧薬種商の資格を取ったのち薬も扱い始めたらしい。 はじめて私がそこへ泊まった時、夜2階の部屋から1階にあるトイレに行こうとして「何か」気配を感じた。連れあいに話すと、階段から人の降りてくる音がしても誰もいないなど、「何か」気配を感じることは昔からあったという。私たちは、「座敷童」ではないかと話した。そう思うと少しは怖くはなくなった。 しかし最後の店番だ

          座敷童の話