見出し画像

日本人は大盤振る舞い?One step at a time

ESG(環境・社会・ガバナンス)、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が少し前はもてはやされていましたが、最近は株価、賃上げした会社、成長銘柄などが話題に上り、社会貢献等についてはあまりフォーカスされなくなったような気がします。
企業の評価指針は多様にありますが、社会貢献支出額比率ランキングではアース製薬が2023年の調査でトップにあげられています。約10%ですね。どのような社会貢献であるのかこちらのデータからは解読できませんが、マクドナルドなどはドナルド・マクドナルド・ハウス支援などが有名ですよね、積極的に社会活動に取り組んでいます。

社会貢献支出比率ランキング(1-6位)
CSR企業総覧(ESG編)2023年度より抜粋

聖書の中には、Titheという言葉が幾か所にでてきます。Titheというのは収入の十分の一という意味で、収入を得るための能力・技量を天から頂いたそのお礼に1割をお返しするということになっているのです。
「頂いたものの中から1割をお返しいたします、貴方の御用にお役立てください」と日本の教会でもこのようにお祈りされているようです。

Every tithe of the land, whether of the seed of the land or of the fruit of the trees, is the Lord’s. It is holy to the Lord.
Leviticus 27:30

以前木下斉さんのVoicyでお金がたまってから寄付しますなんていっている人はいつまでたっても寄付しない。とおっしゃっていたように、成長途上の企業だからといって社会貢献をしない企業はいつまでたっても貢献しない企業になってしまうのかもしれません。

企業の業績や株価を見ながらEPS, PER, PBRなどを比較検討するのもいいけど、こうしたあまり目立たないところにも目を向けてみるのも大切なのかもしれません。

また、古いデータになりますが、日本と米国とで寄付金の率を比べたデータを見たところ、日本人の一人当たりの収入に対する寄付金率は0.058% (2014データ)、それに対し米国ではGDPに対し1.44%(2016)だそうです。収入に対しての比率とGDP当たりの比率ではりんごとみかんを比べているようになりますが、いづれにしてもTitheからはほど遠いですね。。。クラウドファンディングなどでこの率は上昇していって欲しいですね。

データ元:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/janpora/4/1/4_1_39/_pdf
Why do Japanese make fewer charitable donations than people in other countries? - Japan Today

#ジブン株式会社マガジン




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?